う~ん、、なんと言ったらいいのか難しい作品。
自称覆面レスラーの日向さんとルームシェアすることになったホストのアカル。マスクだという日向さんの顔はどう見ても本物な虎で、おまけに彼には尻尾まである。気になるものの、寝ぼけて喉を鳴らす日向さんに甘噛みされて感じちゃったりと、同居生活はドキドキの連続で、いつしか彼に惹かれていた。日向さんに好きになってもらいたくて、頑張ることにしたアカルだったけれど……?
「それは、異形であった」から始まる長い長い物語を思い出すなあ。方向性は全然違うけど。
BLというか、むしろ薄い本の方面に「獣人」という非常にマニアックな分野がある。その分野では「ぎんぎつね」の銀太郎がケモホモとして大活躍中という噂を聞いて、軽く目眩がしたわけなんですが。でもよく考えてみれば、手塚治虫大先生のジャングル大帝だって獣がしゃべって戦うストーリーだったりするわけで、獣人分野をマニアックというのは誤った認識なのかもしれない。
だけどさあ……獣と交わっちゃうのは、マニアックすぎるだろ!?
お前は里見八犬伝を忘れたか!と言われそう。
まあ、アレもねぇ。。。。
虎穴ダイニングはホストのアカルが、虎頭の日向さんと同居するモッフモフBLストーリー。やー、遠いところまできちゃったなと。大型犬のモフモフさっていいと思うよ。虎頭でも心の優しい生き物(人間かどうかも分からないけど)はいいと思うよ。だけど、虎頭の獣人がゴロゴロ喉を鳴らす様子を「ギャップ萌えー!」で惚れちゃいましたってのはちょっとね。
昔だったら、相手は言葉もよく通じない外国人なのに惚れちゃいました、でストーリーは作れたと思うんだ。それが男同士にハードルが上がって、そして今は異種恋愛とな。うーむ、僕にはよく分かりません。愛していれば外見は関係ありません、とは言うけどね。
1.絵柄
元ハルヒラさんの絵柄はやわらかくていいと思う。
2.ストーリー
本編よりも「虎穴六畳間」の方が出来がよくて、ちょっとホロッとした。ホストクラブに通っていたお客さん、それから後輩ホストがそれぞれ去って行ってしまう。別れは突然やってきて寂しいんだけど、家に帰ると日向さんが迎えてくれる。移り変わってゆく日常生活の中で見つけた永遠のような安心感に癒やされる。そういうのって大事だと思うよ。
3.エロ度
日向さんでかすぎ。先っぽだけで喉につかえそう(w
4.まとめ
出版元はプランタン出版ってとこらしいけど、既刊に「おっぱぶクラウン」って怪しいタイトルを発見!ハプニングバーの話?と思って調べたら、
『男性専門おっぱぶ「クラウン」は、癒し系のあたたかな胸から、がっしりした頼りがいのある胸までお好み次第。特にナンバーワン・伊織の胸は、触り心地も感度も抜群!常連の不動も伊織の胸に執着しているが、彼はかつて「君のおっぱい最高! 顔は好みじゃないけど!」と言い放ったことがある。以来、伊織は彼のことが嫌いだ。なのに胸を触られる度、その熱のこもった眼差しと優しくも淫靡な手つきに、心ごと感じてしまって……』
なんじゃこりゃ!? (^^;
絵柄 :★★★★☆
ストーリー:★★☆☆☆
エロ度 :★★☆☆☆
(あくまで個人的主観に基づく★の数です)
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