猛スピードで、父は……

今日は曇り。明日明後日は雨らしい。

『猛スピードで母は』って小説があったが、別にウチの父親が事故ったとか、そういう話ではないんだ。定年後、 すっかりネットワーカーになってしまった父は、最近2ちゃんねるに出入りしているらしい。若いころから妙に芸能情報に詳しい男だったが、近頃では2ちゃん 情報が混じるから、どこまで裏のとれている話をしているのか、わけわからん。まったくなにがきっかけで急にネットワーカーになってしまったんだが一切が不明だ。

そういえば、先月、母親が泊まりがけで親族ミーティングに参加して来たんだが、そのうちの一人から「私最近2ちゃんねるにはまっているんです。今度なにか書き込みしてみようかと思っていまして」とか言われたんだそうだ。勇気あるなぁ。僕は2ちゃんには書き込みしたことないです。本当に。

うーん、ネット人口も平均年齢が上がりつつあるらしいけれど(たぶんもう平均年齢は30代中盤から後半でしょう)、それに従って、2ちゃんねるもシルバー世代の流入が増えてゆくんだろうなぁ。老人クラブのようなほんわかした空気が流れる場所になるのか、それとも老人が「逝ってよし」 「ぬるぽ」「おまえもなー」とか貼り付ける荒野になるのか、要ウォッチ対象だ。

自分的にはね『ひらけ、勝どき橋』みたいな老人が増えて、 ガンガン2ちゃんを荒らしたりするんだろうなぁとか思う。でもさ、ひろゆきがリクルートに提示した2ちゃん価格は2億だったそうだが、老人の抱え込んでい るナレッジをくみ上げる仕組みとして考えたら2億は全然安いと思う。どうよ、3年もしたら厚生労働省あたりの外郭団体が買い取って運営しているかもしれないぞ (苦笑)