比較的通りの入り口に面したバーで、彼氏とグラスワインを飲む。妙に日本語に堪能なファランが話しかけてきたりして、なかなかおもしろかった。ファランは初老以上の男たちが多かった。彼らの腕に撓垂れかかる少年たちを眺めていると、「今夜、このヒヒ爺の慰み者になるんかい」と隠微な劣情がわき上がってくる。
Jupiter 2002がお上品なGOGO BARだったので、もっとえげつないところを探検してみることにした。Dream Boy は、僕らが席に案内されたとき、定時のショーが始まってた。明かりを落とされた店内の中心に、ブラックライトに照らし出されたステージがある。そこにエジプトのファラオと兵士のコスチュームをした青年たちが現れて、まずはSMショー。そして2連結、3連結のSex本番ショーと続く。あそこまでアクロバットな体位を見せられると、エロティックというよりは中国雑伎団のノリで、いやらしさよりは「うわ~すげ~」とただ唖然と眺めているだけ。官能がないと勃たないもんだなあと、自分の股間が全く反応しないんで苦笑した。隣に座っている彼氏と指を絡ませているほうが、よほどエロティックな気分になった、
バンコクに入る前、新宿二丁目の行きつけのバーで「Boy買うといいわよ。Hしなくてもガイドで案内してもらったら、穴場のスポットとか、現地価格で安く観光できるわよ。オフ代なんてすぐに元がとれるから……」と勧められた。
「ねー、一人買おうよぉ~」と彼氏に言ってみたが「絶対にダメ!」と却下になったので、タイBoyと観光地を巡る野望は叶わなかった。隣の席に呼ぶ(なにか一杯おごればいい)のは許可をもらったので、Sexしようぜっと腰を振ってアピっていたJupiterのBoyを呼んでみた。むっちりと筋肉が盛り上がった大胸筋を、パフパフ触らせてもらって喜んでいる自分がアホだなぁ~と思いつつ、ちょっと満足した。あれこそが雄っぱい。
「股間がまったく反応しない」・・に爆笑!
返信削除なつかしいな~バンコク、すごい好きな街ですが、もう20年以上訪れていない。旅行記楽しく読んでま~す。
> anupamさん
返信削除えー、爆笑しないでくださいよぉ〜
でも、いい加減歳なのかもしれません。
バンコク、不思議な魅力を持つ街ですよね。
ひさしぶりに訪ねてみたらいかがでしょうか。