液状化する世界の中で

週明けは、ギリシアのデフォルト、ユーロ離脱の可能性が取りざたされて、金融市場は大荒れになるらしい。株、為替ともにポジションを縮小する動きが強まるだろうから、なんにせよいろいろと動きはあるだろう。

どうやらギリシアという国がとんでもない状況になっているわけだけど、彼らが選んだチプラス首相の言動を見ていると、なんか民主党と同じ臭いがするんだよね。チプラスのやっていることを菅直人や岡田克也がやっていても全然違和感がない。ピントがずれてる。覚悟がない。命を投げ打って国難に立ち向かおうという気迫が感じられない。話がまとまらなければ辞職すればいいや位の緩さが漂ってくるんだよ。あれじゃ、国民も付いてこないだろう。

で、最近、世界を不安定にしているのが「支那、ロシア、ドイツ」と指摘する評論家を見かける。EUなんて経済的ドイツ帝国版図だとか。で、支那とドイツが連むと結構やっかいなことになるとか。両方とも大陸国家だし、ユーラシア大陸の西と東で帝国主義的な動きを始めると確かに危険。日独軍事同盟を結んでおきながら、確かドイツは日本が戦っていた中華民国に軍事支援していたこともあるし。支那の潜水艦建造技術をドイツがバックアップしたら、日本はかなりツライことになる。

平和ボケの日本人は受け入れたくないのだろうが、戦乱は近づいているのかもしれないね。
戦争の備えをして、なにも起こらなかったら、それはそれで良いのだと思う。
だけど村山富市のように「支那が戦争を仕掛けるわけがない」と勝手に期待して、いざ侵略が起こったら「裏切られた」「想像できなかった」「想定外だ」と頭を掻いてもあとの祭り。ああいう「平和」に対する一方的な期待、希望に政治家がすがることはとても危険だと思う。憲法9条をすばらしいと主張する人たちは、なぜ諸外国に憲法9条の採用を働きかけていないのか……それだけでもお里が知れるわけだが。

安倍・オバマ会談に先立って、リンカーン記念館で撮影された写真。
たぶん、アメリカにおける日本の位置づけを象徴的に表現したもの。
この写真を、僕は時々見返している。


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