ディズニーアニメ BIG HERO 6 のお手並み拝見

最近公開されたディズニー&マーベルの最新映画BIG HERO 6のトレーラー。



ロボットアニメといえば他の追随を許さないジャパニメーションの国の人からは、興味津々の内容だと思う。なんだろう、「スラムダンク」世代が「黒子のバスケ」が登場したときに「さあ、お手並み拝見」という態度だったみたいなもんか。

主人公のヒロ・ハマダをショタっぽいキャラクターで仕上げたのは、正解。
原作よりかわいい。原作はマシオカみたいだったし。

あとはロボットと人間の関係を、どっち方向に持ってゆくのか。
鉄人28号なのか、アトムなのか、ドラえもんなのか。タイムボカンシリーズなのか。
人間の乗り込みがないならガンダム、マジンガーZ、パトレイバー系はありえないと思うけど。

日本人は外国の目を気にしすぎるナルシズムの国だという人がいる。
他国の評価ばかりありがたがるのは劣等感の現れだと朝鮮人、支那人は腐すのだけど、ちょっとちがう。
コンテキストまで含めて日本のことを理解できている外国人を、ずっと探し続けてるんじゃないだろうかと。

日本人は、コンテキストで認め合う文化に属した人たちなんじゃないかって、時々思う。
よくある台詞だけど。

「おぬし、やるな」
「当然」

これって、目の前の事象だけを取り上げているのではなくて、その後ろにある膨大なコンテキストを理解していること前提で、お互いを認め合っているわけで。

だから、正当な後継者なのか、ただのまがい物なのか、それとも新参者なのか、それがけっこう大事。
コンテキストを正統に理解し、それを受け継ぎ、それを正しく発展させた人間は後継者として認められる、という日本人の伝統感を、とくに朝鮮人は理解できてない。上っ面だけ似ていれば後継者を名乗れるわけじゃないから。その意味で、台湾人と日本人が映画「KANO」に感動しているポイントを、朝鮮人には理解できないであろう。

だから、アメリカ人が描く、日本人が主人公のロボットアニメがどう仕上がってくるのか、興味が尽きない。それはディズニーアニメという最もアメリカンな文化発信装置が、日本をどう理解しているのかという回答だから。BIG HERO 6を見た日本人が「オマエら、やるな。ちゃんとわかってるじゃん!」と絶賛するか、「ダメだ!コイツらはなにもわかっちゃいない。ただのゴミアニメだ」と吐き捨てるのか、それとも「アメ人のロボット感ってこんなものか」とガッカリさせられるのか、ちょっと楽しみなのだ。

「わび、さび、萌え」を理解する外国人が増えているそうだから。
最近の日本人のロボット萌えはこれですよ。



「一緒に地球に帰れなくてごめんね」
「気にしないで、僕が乗ると定員オーバーだし」

無機物と生物のあいだにある揺らぎが、日本人の萌えポイントの一つのような気がする。

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