今夜は熱核戦争の前夜だそうだ。

熱核戦争かあ……懐かしい響きだ。
僕が子供の頃、世界にはソビエト連邦とアメリカ合衆国という二大大国があって、冷戦という戦争を続けていた。その力の均衡が破れるとき、核ミサイルが世界中に降り注ぎ、世界は核の炎に焼き尽くされる……そんなイメージがあったな。

北の刈り上げが、振り上げた自分の拳の下ろし処を見失っている。
今までいろいろと恫喝を続けてきた連中だけど、さすがに今回ほどハードルを上げてしまったら、もう引くに引けなくなってしまっているんじゃないだろうか。外国人に待避を警告しておいて、すかしっ屁みたいなお茶の濁し方をしたらメンツ丸つぶれだし。

「戦争なんて起こるはずがない」
「経済制裁され、国際的に孤立するから戦争を起こすはずがない」

そんな先入観で左翼は物語を紡ごうとするけれど、現実の前には無力だ。
北の刈り上げが、国際社会から孤立しようが、経済破綻しようが(すでに経済破綻しているし)、もはや名誉を守るために戦争も辞さないと考えているのならば、「はずがない」という理由付けは無意味だ。

「政府は外交で解決すべきで、軍備増強で対抗すると挑発がますますエスカレートする」と沖縄タイムスは主張するけれど、「戦争とは他の手段をもってする政治の継続である」であり、「政治は血を流さない戦争であり、戦争は血を流す政治である」なわけで。
日本左翼の護憲平和主義の外交とは、結局「殺してやると牙をむいている猛犬の前で寝転んで、腹を見せていれば命までは取るまいて」という超身勝手な希望的観測を妄想しているだけだ。問答無用でがぶりと首筋に噛みつかれ、一撃で殺されることもあるってなぜ考えないのだろう。力が均衡して初めて「外交」ができるというのに。

「戦争なんて起こるはずがない」

そんなふうに高を括っていて、実際に戦争になった例はいくらでもあるだろう。
民主党が無能だったことで明らかになっただろう。
左翼ももう少し大人になった方がいい。

明日、北朝鮮からミサイルが飛んで、世界のどこかが火の海になるかもしれない。以前北朝鮮が人工衛星発射したときの騒動に比べ、今回の日本政府は寡黙だ。その分、事態は予断を許さないのかもしれないな。

世界が穏やかな週末を迎えられますように。

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PAC3常駐 北朝鮮脅威「国が利用」

沖縄タイムス 4月9日(火)10時0分配信

 防衛省が4月下旬から、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を県内に常駐させる。平和団体は「米軍基地があるからだ」と反発するが、配備先周辺では「国際情勢だから」と、目立った反対は見られない。専門家が「北朝鮮の脅威を利用してスムーズに進める狙い」と指摘する通りの展開になっている。
 防衛省は以前から常駐を計画していたが、北朝鮮が弾道ミサイル発射や核実験の動きを見せる今、実行に移す。配備先は昨年も2回にわたって一時配備された航空自衛隊の那覇基地と知念分屯基地。
 那覇市の翁長雄志市長は「国際情勢は地方自治体には見えにくい。北朝鮮が不穏な動きをしているという。緊急的な対応は見守っていくしかない」と話した。
 知念分屯基地を抱える南城市の古謝景春市長も「北朝鮮の軍事行動は予測が難しい」として、「市民の安全を守るため、PAC3の配備も含め万全の態勢を敷く必要がある」。
 基地に近い同市知念吉富区の新垣強区長(61)は「ミサイルは飛ばない方がよい。国など行政の情報提供は早めにお願いしたい」と戸惑った。
 那覇基地は沖縄の玄関口那覇空港と隣接している。沖縄観光コンベンションビューローの安里繁信会長は「ミサイルが観光客の目につくわけではなく、昨年の一時配備でも大きな影響はなかった。常駐でも基本的に同じだと思う」と冷静に受け止める。
 沖縄平和運動センターは2006年、米軍のPAC3配備に反対して座り込みをした。大城悟事務局長代行は、自衛隊による県内配備も批判。「ミサイル迎撃態勢を整えることは、北朝鮮の挑発に乗ることになる。政府は外交で解決すべきで、軍備増強で対抗すると挑発がますますエスカレートする」と危惧した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130409-00000010-okinawat-oki


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