僕には神というものがどういうものかよくわかりませんが、召される唄というか、そういうものあるんだろうなあと思うことがあります。
三島由紀夫作「豊穣の海 第4巻」に突入しています。
先週はお休みをもらって大阪に二泊していたりしていて、読書は全然捗っていないのですが。豊穣の海 第3巻で、主人公本多というか作家三島由紀夫が経験したベナレスの光景があります。あらゆる生と死と、聖と俗が、歴史という時間軸に飲み込まれてカオスになっている状況が描写されます。その中で、「死を待つ人たちの家」というものが出てきて、そこでは24時間絶えることなくヒンズー教の神の名が唱えられているんだとか。亡くなる人が最後のときに神の名が聞こえるようにとの配慮だそうで、ここで家族に見守られながら最後の時を過ごす。
なんか召される瞬間に、なにを聴いていたいというか、そろそろ命がつきかけようとするときに、ふと響いてきた音楽に導かれて逝くってことはあるんじゃないかなって思っていたりします。この手のサウンドはキリスト教圏の方が整っているような気がします。
そんなことを考えながらLibera を聴いています。
それにしても Libera の Far Away って良い曲ですよね。
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