リアル地獄の後始末

で、鉄輪を後にした僕の手の中には、ガラスのくだけたiPhone6があった。
メールを掘り返すと、2年縛りの無料更新期間は今年の7月〜8月末の2ヶ月だった。
じゃあauで機種変するしかないなあと結論を出した。

別府市内のauショップに立ち寄ってみたが、在庫は全くない。
スタッフにすぐにiPhone7を手に入れるには、どこへ行ったら良いのか尋ねると「量販店にでも行ってもらうしか……」という頼りない答えが返ってくる。

auショップ近くの別府公園は、緑豊かな美しい場所だった。
竹林をそぞろ歩きたかったが、僕が向かうべきは家電量販店だった。

で、それから1時間後、僕の手の中にはiPhone7があった。
コンセントの使えるカフェに居座り、プログラムを書こうと持ってきていた私物のMacBook ProにiPhone6のバックアップをとった。それをiPhone7に復元したら、写真等々しれっと元に戻った。

これがガラスのくだけたiPhone6。
auの下取りプログラムだと画面割れは引き取ってもらえるらしいので、それに期待してる。
とんだ別府土産話になってしまった。


14:47に別府駅を出発する空港ライナーに乗車した。
なんか疲れてしまって、ぼんやりと車窓を眺めていたが、高速道路に乗る頃には雲が切れて、やわらかい日差しが差してきた。こんな空の下で過ごしたかったな、と色を取り戻した風景を名残惜しむ。

大分空港を16:50に出発した飛行機は、スイッと飛び上がった。
ソラシドエアの機材だそうだが、まだ新しいボーイングの中型機で、シートも内装もきれい。

窓の外は薄いビンク色から、淡い橙色に変わり、紫がかったと思ったら、すぐに深い闇に包まれる。
彼氏は仕事をしながらこんな光景をいつも見ているんだろうなぁ、と思った。
いや、「仕事してるんだから、景色なんて見ている暇はないよ」彼氏はそう言うにちがいない。
彼氏のことを考えていたら、今月の彼氏との旅行の予定が気になってしまった。

飛行機は順調に東へ向かって飛行し続けている。

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