フランス旅行記(2015年) フランクフルト経由でコート・ダジュール空港へ

梅雨の明けていない関東は、前夜から雨が降り続いていた。
成田アクセス特急に乗り、7時半頃成田第1旅客ターミナルに到着する。
チェックインのあと、サンドイッチとカフェモカの朝食を済ませ、僕は保安検査場を超えた。

HERMESの店の前に、今日乗るエアラインの客室乗務員たちがたむろっている。
紺色に濃い目の黄色をあしらった制服が印象的だ。
彼らの姿を横目に37ゲートへ進む。

ボーディングゲートに着けられた747を叩く雨脚は、やや弱くなっている。
あまり揺れないと良いのだけれど。



今回はニースが最初の目的地だったので、日本からはどのエアラインを使っても乗り継ぎが必要だった。エールフランスを使ってもパリで乗り継ぎだ。ANA便だとマイルはパリで終わってしまうが、スターアライアンスだともともと乗り継ぎありきだから、往路のマイルでヨーロッパ各都市まで行けてしまうのがお得感がある感じがする。

欧州までの長い長いフライトを考えると、搭乗前から疲れを感じるようになったのは歳のせいだと思う。所用時間約12時間ってのは考えてみると凄いことだ。朝10時に離陸して、到着は大凡22時ということだから。

インターステラーを観て、そのあとはiPadで進撃の巨人を読み始め、途中眠ったり、食事をしたりして、第10巻を読み始めたところでフランクフルトに到着した。

機内食の写真はあまり撮らないのだけれど、一食目はチキンのソテー、クリーミーマッシュルームソースで、こちらは美味しくいただいた。



途中に軽食のサービスがあり「カステラですか?おにぎりですか?」という選択肢に苦笑いしつつおにぎりをいただく。僕の座っているブロックの担当客室乗務員は「やばい…金髪のロッテンマイヤーさんだ!」と密かにうれしくなってしまう感じの女性。

夕食はラビオリパスタだった。見た目はちょっとゲロっぽいが、お味はちゃんとラビオリだ。



フランクフルトにはほぼ定刻に到着した。
ルフトハンザのハブ空港は巨大だった。ニースへ向かう乗り継ぎ便もルフトハンザだったので、ターミナルは同じ。Zという案内板に導かれて足早に移動する。乗り継ぎ時間は90分…もあるというのか、90分しかないというのか。

シェンゲン協定のため、フランスへのイミグレーションは苦手なドイツで行う。脳裏をかすめるミュンヘンのトラブル。EU圏内は国内線の扱いのようなものなので、ふたたび保安検査の長い行列に並ぶ。そしてEUへのイミグレーション…ドイツ人って根掘り葉掘り聞くんだよねぇ、フランス行きだ、観光だ、滞在は10日間だと言ってもグダグダ聞いてくる。めんどくせぇ~、帰国便のEチケットをみせて、やっと突破。ボーディング開始まであと20分というタイミングだった。入国はイタリアが圧倒的に簡単だと思う。

フランクフルトからは彼氏が合流。
すでに大船に乗った気分……ダメだよ、そういう心もちはトラブルの元。
A380の巨体を撮影したりしているうちに、ボーディング開始。
小さな飛行機だったので、フランクフルト、ニース両方とも沖留めだった。


甘いケーキを食べながら約90分のフライト。
コート・ダジュール空港に到着したのは約18時だった。



当たり前のことだけど、フランスへ向かう飛行機ではフランス語のアナウンスがある。
そしてフランス語っぽい英語のアナウンスがちょっとおもしろい。

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