丸の内界隈を散歩

晴れ。15.3℃/6.7℃/47%

Nike FuelBand SEは孫悟空の緊箍児(きんこじ)のようなもので、手首に嵌まって「喰っちゃなんねー、動かにゃなんねー」とメッセージを送ってくる感じがします。
結構おもしろいガジェットです。
Jawbone Upの方がアクセサリーっぽくおしゃれで、睡眠サイクルを記憶して、レム睡眠時に起こしてくれる機能とか素敵すぎるんですが、故障率が非常に高いらしい。でも品質が安定してきたら興味がわきますね。

そんなわけで、仕事帰りにお散歩。
丸の内仲通界隈をふらふらしてきました。

三菱一号館中庭のイルミネーションと、くまのプーさんのオブジェを眺めてきました。
この時期の丸の内界隈は夜景が綺麗で、それから美味そうな飯屋がたくさんあって目移りしますね。





BL漫画レビュー:峰島なわこ『海とヘビースモーカー』

海があるってことは、すべてがあるってことなんだ

重病を告知された男が再会するかつての最愛の恋人とは…「海とヘビースモーカー」
新進気鋭バレエダンサーと冴えないバツイチ男のキセキの出会い「海と王子様」
故郷に戻りたくても戻れない男を救う幼なじみの10年愛「蜜柑の海」

海がある町を舞台としたドラマティック長編作品、甘く苦く心に染みいる全3編。

短いスペースで短編集の解説をしようとすれば、どうしても味気ないものになってしまう。原作に榎田尤利が付いているから失敗するはずがないわけで。

海とヘビースモーカーは、重病を告知された男が昔付き合っていた恋人が住んでいた海辺の町を訪ねる話。事業に失敗し、重病を告知され、なにもかも失った男が向かった先、それは昔亡くなった恋人の仏前に挨拶に行くことだった。そこで不思議な出来事が起こるわけだけど、それをきっかけに彼は重病を克服するのか、あの世で彼と再会するのかは明らかじゃない。でも、長年のわだかまりが解けたとき、人は前に進めるんだよね。

海と王子様は、おっさんが海で王子様を拾う話。どんずまりの二人が出会って、王子様が再起して行く話。王子様が太陽の下で開脚ジャンプしてみせるシーンがとても美しい。後日談で、実は王子の方がベタ惚れでカワイイ人であることが種明かしされて、フルコースを頂いたような満足感。

蜜柑の海は、ネタバレになっちゃうのでここでは書けないけれど、喪失と和解、そして再生の物語でしみじみいい話だなーとホッコリしながら本を閉じた。じいちゃん、ばあちゃん話は僕にとっては飛び道具。もう無条件に降参です。

人は失恋した時は海を見たくなると言いますけど、どうなんでしょうね。

失恋したら僕は布団を被って泣くほうなんで、海へ行くという発想がない。いや、失恋して海辺を彷徨っている姿を想像しているのは楽しいんだが、いざ実際に海に行くと「なんか、ちょっとちがう」と思う。海の包容力、海の治癒力は強力で、感傷に浸る前に気持ちが切り替わってしまう。感傷に浸りたいなら、別れた恋人とデートした場所に行って傷口に壮絶に塩を塗り込んだ方が効果あり、だと思う。


1.絵柄
あっさりとした今風。
でもノスタルジックなシチュエーションが上手く描かれていていいと思う。
大人向けの画風なので、高校生同士の恋バナとかには向いていないだろうな。

2.ストーリー
原作が榎田尤利なので、峰島なわこオリジナルでどの程度の力量があるのかはわかりません。田舎というか、大都会以外が舞台になった奥行きのある作品はどんどん出てくるといいと思う。BLでほろっとさせられるのは、結局人間の優しさ、温かさだから。

3.エロ度
蜜柑の海で並のBL程度。その他はほとんどないに等しい。
蜜柑の海は紆余曲折あってのHだから、読者も感情移入できるんじゃないかと思う。

4.まとめ
腐女子の高齢化にともなって、オトナの鑑賞に堪えるBLって必要になってくるんじゃないかと思う。そういう意味で榎田×峰島コンビはがんばって欲しい。
いずれは介護BLとか出てくるんだろうなー。

絵柄 :★★★★☆
ストーリー:★★★★☆
エロ度 :★★☆☆☆
(あくまで個人的主観に基づく★の数です)

いい女よりもいい男の数は少ない。

晴れ。15.0℃/5.1℃/43%

いい女よりもいい男の数は少ない。

昔よく通っていたブログがアクセスできなくなって、僕は少し寂しかった。
同じ名前のブログがいくつかヒットするけれど、オリジナルはゲイの男性が書き綴っていたもの。たぶん、筆者さんはいい男なんだろうと思うが、彼が書き綴る悲しみを含んだ独特の文体が大好きだった。

"いい女よりもいい男の数は少ない"のブログ主さんの定義するいい男は、ゲイ目線でのいい男だった。もちろんノンケ男性だって彼が定義したいい男を目指せば、それはもう魅力的な男ができあがるだろう。即席でいい男はできあがらない。

それはさておき、二丁目でもいい男の数は減ったと思う。
いわゆるハンサムな男、ゲイの好みが多様化していても最大公約数的に「アイツはいい男」と言えるような人は減ったと思う。個性的な男はいくらでも転がっている。個性が無駄に強調されて20年以上経ったかな。「ナンバーワンにならなくてもいい、元々特別なオンリーワン」はある意味正論なんだけど、手を抜く理由としてこれほど重宝な理屈もないわけで。競争から降りて、自分の価値観に籠もってしまえばプライドは傷つかないしね。

とまあ、ここまでが長い前振りで。。。。

よく晴れた日曜日の午後、僕は原宿駅表参道口にいた。
原宿駅に降り立つのは、たぶん、10年以上ぶりのことだった。
東京メトロで表参道に行くことは、時々あるのだけれど。
都内でもハイセンスな人たちが集まる独特の空気感でキラキラしている、そんな場所だ。
おっさんはコソコソと表参道を歩き、ナイキストアに向かった。
店内でため息が出た、昔、僕が目の保養だと喜んでいたいい男たちは、いまここに集結していたのか。ショップスタッフよりも、来店している男たちのまぶしさに後ずさりしそうになった。自分の肉体に時間とお金を投資して磨いている人たちだから、まぶしくないはずがない。ちなみに、僕が現役で新宿二丁目で遊んでいた頃、イケてる店子ってのはそういう男たちだった。

で、そんなまぶしい場所にコソコソ潜入してなにを買ったのかと言えば……。
今日はNike FuelBand SE ローズゴールドの発売日だったらしい。
そんなことは全然知らず行列に並び、僕の10人前でMLサイズが売り切れたことを知ってがっかり。
どちらにしてもフィッティングはしてみようと思ったので、ローズゴールドのための特設コーナーで、感じのいい若い男性に対応してもらった。やっぱりMLが一番フィットするので、売り切れをすまながる彼に「他の色を買いますからイイですよ」と言い、僕はその場を離れた。

通常色のコーナーはちょっと離れた場所にあり、そこはそこで人だかりができている。
張り付きスタッフも接客に追われていて、とりあえず僕は順番待ちをしていた。
すると脇から「お色は決まりましたか?」と声がけされたので振り向くと、さきほどの感じの良いスタッフが立っていた。彼にナビゲートされながら、僕はマンダリンオレンジのFuelBandを買った。

いい男がたくさんいるNikeストアは、いい男を目指すモチベーションアップには最適な場所かもしれない。Gold GYMなんかも良いのだろうけれど、敷居はずっと高いしね。

なぜこんなガジェットに手を出したのかは、また別の機会に書こうと思う。