がんばってマリエン橋まで強行してしまったので、ツアーが始まるまで30分近くも時間が余ってしまった。売店で飲み物を買い、ベンチに腰掛けて城を見上げる。19世紀に建てられた城だから、当たり前のことだが城壁自体が新しい。しかも戦いを想定して作られたものですらないテーマパークのような城だから、どことなく作り物めいた雰囲気が漂う。
ヘリコプターが現れて、しばらく城の正面でホバリングする。ポスターや絵葉書に使われているノイシュヴァンシュタイン城の写真は、実は地上から撮影はできないそうで、ヘリコプターから撮ったものなのだそうだ。ヘリコプターを使った観光ツアーなんて、ずいぶん豪勢だなあと彼氏と笑いあう。いつか自分もやってみたい気がした。
ツアーが始まると、オーディオガイドが貸与され、それにしたがって進んで行く。城内は撮影禁止だけれど、窓の外を撮影するのはOK。僕らがマリエン橋を目指して前のめりになって歩いた山道や、ホーエンシュヴァンガウ城、そして崖に架けられたマリエン橋を撮影することができる。
ノイシュヴァンシュタイン城自体は未完成の城で、装飾なども完成していないと感じさせられる箇所は多々あった。一方で電気、電話、エレベータなどが使われていたりしてびっくりする。微妙に不思議な空間だった。
「ここまで連れてきてくれてありがとうね」と彼氏にお礼を言って、僕たちはノイシュヴァンシュタイン城を後にする。坂道を他の観光客に混じって歩く。予定していた観光をすべて終えた充実感を胸に抱きながら。
ランチを摂ったレストランに戻ってきた。お土産屋も冷やかしたけれど、さすがに鳩時計を勝手も架ける場所がないし……と見送り。バスに乗って他のお客たちを待った。
バスはノイシュヴァンシュタイン城を離れ、ミュンヘンへ向かう。ノイシュヴァンシュタイン城はドイツ・ロマンチック街道の終着点だというが、バスは少しだけロマンチック街道を走った。丘とかわいらしい家々が続くその道は、その名の通りロマンチックだった。
ノイシュヴァンシュタイン城(1) 2011年欧州旅行記-54
ノイシュヴァンシュタイン城は、世界的に有名な観光地。観光客でごった返している。バスを降りて、各国語別のツアーチケットを手渡される。この時間に指定の集合場所に集まってツアーに参加しないと、内部の見学はできないのだ。
そしてノイシュヴァンシュタイン城へ向かう前に食事。ノイシュヴァンシュタイン城観光は自由行動なので、自分たちで時間を組み立てなければならない。バス駐車場から城まではシャトルバス、馬車、あるいは徒歩で20~25分。城を眺めるためのビューポイント"マリエン橋"までは、さらに20分ほど歩く。そしてツアー集合時間には遅刻できない。そんなわけで慌ただしく昼食を摂る。
「燃料入れなきゃ」とワインを飲む彼氏。これから強行軍なので目が回ってしまうんじゃないかと心配になった。グラスワインはしっかり「線」が描かれたところまで注がれている。
そして白ソーセージ。お湯に浸かっているのを引っ張り上げ、そのまま切って食べようとすると、彼氏が「待て待て待て……」と。ボイルした白ソーセージは皮を剥がして中身だけ食べるのだと。そっか、知らなかった……。大ぶりのプレッツェルをかじってランチは終了。
レストランを出て、城を見上げる。それからシャトルバス乗り場へ行ってみた。30分間隔で走っているというシャトルバス乗り場には、長蛇の人の列ができている。僕らは徒歩を選んだ。周りにも坂道を歩いている人たちがたくさんいる。もともとが弾丸旅行体質の僕。「あの東洋人はなにを焦っているんだ??」という視線を感じながら二人でガシガシ歩き、城の正門には15分で到着。そこからマリエン橋まで10分弱の強行軍で走破。目が眩みそうな谷に架けられた橋の上から、ノイシュヴァンシュタイン城を堪能する。
この辺りは美しい湖水地方で、近くにはホーエンシュヴァンガウ城も見える。晴れた日はさぞかし風景がくっきりとして見えて美しいことだろう。
そしてノイシュヴァンシュタイン城へ向かう前に食事。ノイシュヴァンシュタイン城観光は自由行動なので、自分たちで時間を組み立てなければならない。バス駐車場から城まではシャトルバス、馬車、あるいは徒歩で20~25分。城を眺めるためのビューポイント"マリエン橋"までは、さらに20分ほど歩く。そしてツアー集合時間には遅刻できない。そんなわけで慌ただしく昼食を摂る。
「燃料入れなきゃ」とワインを飲む彼氏。これから強行軍なので目が回ってしまうんじゃないかと心配になった。グラスワインはしっかり「線」が描かれたところまで注がれている。
そして白ソーセージ。お湯に浸かっているのを引っ張り上げ、そのまま切って食べようとすると、彼氏が「待て待て待て……」と。ボイルした白ソーセージは皮を剥がして中身だけ食べるのだと。そっか、知らなかった……。大ぶりのプレッツェルをかじってランチは終了。
レストランを出て、城を見上げる。それからシャトルバス乗り場へ行ってみた。30分間隔で走っているというシャトルバス乗り場には、長蛇の人の列ができている。僕らは徒歩を選んだ。周りにも坂道を歩いている人たちがたくさんいる。もともとが弾丸旅行体質の僕。「あの東洋人はなにを焦っているんだ??」という視線を感じながら二人でガシガシ歩き、城の正門には15分で到着。そこからマリエン橋まで10分弱の強行軍で走破。目が眩みそうな谷に架けられた橋の上から、ノイシュヴァンシュタイン城を堪能する。
この辺りは美しい湖水地方で、近くにはホーエンシュヴァンガウ城も見える。晴れた日はさぞかし風景がくっきりとして見えて美しいことだろう。
リンダーホーフ城 (Schloss Linderhof) 2011年欧州旅行記-53
リンダーホーフ城は、ルートヴィヒ2世が完成にこぎ着けた唯一の城だという。その庭園や城の様式はヴェルサイユ宮殿の影響を強く受けている。ヴェルサイユ宮殿ファンの彼氏には、かなりうれしい場所だったに違いない。
駐車場でバスを降り、アナさんから集合場所と集合時間について説明を受ける。言葉は英語。白鳥が遊んでいる池を眺めながら各人リンダーホーフ城の建物を目指す。
今回のツアーは各国語の人が混じっていたけれど、最大勢力は日本人だったらしく、お城内部の見学は日本語と、そのほかの言語の二つのグループに分けられた。「後ろ……たぶん同業者」と日本女性たちを警戒する彼氏を微笑ましいなあと思いつつ、ハンサムなドイツ人兄ちゃんのガイドに従って城に入る。各ポイントではCDプレイヤーにセットされた解説を聞く。城といっても、こぢんまりとした館という感じ。内部は飛び出す絵本のように彫刻が施されていて、なかなか仰々しい作りになっていた。
時間が限られていて、庭園を満足に散策できなかったけれど、晴れた夏の日をこの城で過ごしたらさぞかし気持ちの良い一日になるだろう。
バスはリンダーホーフ城を離れ、フレスコ画で彩られたオーバーアマガウに立ち寄る。ここでトイレ休憩とお土産屋散策に1時間の時間が取られた。僕らはカフェでひと休み。大阪にいたことがあるという地元のおじいちゃんと彼氏がおしゃべりしたり、ケーキを食べて1時間を過ごした。
そしてバスは、今日最大のハイライト、ノイシュヴァンシュタイン城を目指す。
駐車場でバスを降り、アナさんから集合場所と集合時間について説明を受ける。言葉は英語。白鳥が遊んでいる池を眺めながら各人リンダーホーフ城の建物を目指す。
今回のツアーは各国語の人が混じっていたけれど、最大勢力は日本人だったらしく、お城内部の見学は日本語と、そのほかの言語の二つのグループに分けられた。「後ろ……たぶん同業者」と日本女性たちを警戒する彼氏を微笑ましいなあと思いつつ、ハンサムなドイツ人兄ちゃんのガイドに従って城に入る。各ポイントではCDプレイヤーにセットされた解説を聞く。城といっても、こぢんまりとした館という感じ。内部は飛び出す絵本のように彫刻が施されていて、なかなか仰々しい作りになっていた。
時間が限られていて、庭園を満足に散策できなかったけれど、晴れた夏の日をこの城で過ごしたらさぞかし気持ちの良い一日になるだろう。
バスはリンダーホーフ城を離れ、フレスコ画で彩られたオーバーアマガウに立ち寄る。ここでトイレ休憩とお土産屋散策に1時間の時間が取られた。僕らはカフェでひと休み。大阪にいたことがあるという地元のおじいちゃんと彼氏がおしゃべりしたり、ケーキを食べて1時間を過ごした。
そしてバスは、今日最大のハイライト、ノイシュヴァンシュタイン城を目指す。
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