天気の子 見てきました。

ただいま大分に滞在中。
駅前のTOHOシネマズのレイトショーで「天気の子」を見てきましたよ。
羽田空港から飛行機搭乗開始直前にシート予約をした時は、10人いるかいないかの埋まり具合だったのに、実際に行ってみると300人クラスのスクリーンの6〜7割埋まっていた感じ。

で、天気の子の感想ですが。。。。

すごくよかった。
僕は「君の名は。」よりこちらの方が好きだ。

確かに「君の名は。」のような祝祭的な空気に包まれた東京ではなく、月並みだけどブレードランナーの舞台のように雨ばかり降っている東京。でも酸性雨のようなヤバさではなく、ただひたすら雨の降っている東京でした。

「君の名は。」ではティアマト彗星の破片が落ちて消滅した糸守町の住民を救い、未来を変えてしまった。死んだはずの三葉と再会した瀧が住む東京はスイッチした別の未来、というエンディングだった。

「天気の子」は、いわゆる「セカイ系」といわれるアニメなのだろう。
雨雲を払う代償に人柱となって消えてしまった陽菜。
東京は晴れを取り戻し、みんな「やれやれ」と晴れを喜んでいる中で、一人「それはちがうだろ!」と陽菜を取り戻しに奔走する帆高。
陽菜を取り戻した結果、ふたたび東京は雨が止まなくなり、水の中に沈んでしまう。
晴れが戻ってくる「ifの東京」を元の世界に戻してしまうのだ。

だけど、その場所はむかし全部海だったんだ……と思えば、それもまた受け止めることも「あり」な一つの可能性なのだろう。
それでも僕たちはこの世界で生きてゆく、すべてが思うようにはならなくとも。。。

そういう話だったんじゃないかな。

「君の名は。」は時空が交差する説明を組紐になぞらえて語るんだけど、その説明は正直処理があまり上手じゃなくて分かりにくいところがあった。
それに比べると「天気の子」のストーリーは分かりやすかったと思う。

それにしても登場する大人の男たちはそろって役立たずだったね。
世界を救うのは、昔から女・子供の役目と決まっているらしい、この国では。

P.S.
RADWIMPSの曲はとても良かったよ。


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