大分・別府ステイ(3)

三日目。
西鉄リゾートインのベッドはとても眠りやすい。
シャワーを浴びて朝ご飯を食べに行く。
最近のビジネスホテルは朝食ビュフェに力を入れているところが多く、こちらもそう。


もっとも3泊目には飽きてしまったけれど。

前回の別府ステイは鉄輪で地獄巡りと決めていて、前夜から移動手段の研究に余念がなかった。今回はだらっと過ごすことが目的。予定を入れずに気が向くままに行きたいところへ行く。

で、朝食後、僕が向かったのは、前夜に見つけた竹瓦温泉。
建物のかっこよさに加えて、未体験の砂湯が出来ると言うじゃないか!
しかし砂湯は混雑するというが。。。。


竹瓦温泉に着いたのは10:00頃。
砂湯を申し込むと「じゃあ15分後の10:15からで良いですかー」というのでお願いした。
砂湯は普通の温泉利用料も含んで1080円。
普通の温泉だけだと100円とか200円とかだ。
ここは町営の温泉施設で、地元の人が入りに来る町場の湯屋なのだ。

館内は木造で、レトロな昭和の雰囲気。
窓、扉が開け放たれていて、心地よい空気が流れている。
ものすごく居心地が良い。

初体験の砂湯。
真っ裸のうえに浴衣を羽織り、じんわりとぬるく湿った砂に横たわる。
砂かけさんというおばちゃんが小さいトンボみたいな道具を使って砂をかけてくれる。

つらい……拘束されて、蒸されるのってこんなにつらいのか!
15分程度の砂湯って時間短くない?とか思っていたがとんでもなかった。
早くここから逃げ出したい!!
そんな拷問なような時間を過ごしたあと、砂を落として、身体を洗い、砂湯から生還。
あれに耐えられる女性たちはすごいと思ったわ。

今度は普通の温泉に向かう。
初めて踏み込む町場の湯屋。
町場の温泉は半地下みたいになっている場所が多いらしいが、こちらも番台から続く扉を開けるとバーンと視界が開ける。脱衣場と風呂は一体化していて、こちらは脱衣場が上にあり、そこで服を脱いだ後階段を下って風呂にたどり着くという仕組み。天井が高く、窓が開け放たれているので、服が湿気るという懸念はない。

マナー通り「こんにちは〜」と声をかけてみるが反応はない。
朝の10時台に風呂に入っているヤツなんて、僕は含めて観光客ばかりなんだろう。
お湯はやや熱めだが、水質はトロトロした感じで肌へのあたりは良い感じ。

たくさん汗をかいて、コーヒー牛乳を飲みながら一休み。
風が建物を吹き抜けていって、揺れる暖簾と、外なら差し込んでくる光が美しいと思った。
休んでいる間にも砂湯にひっきりなしに人がやってくるが、「今からだと4時の回になります」とか言われている。
自分は運が良かったんだな。



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