なんでもUbuntuは標準で2TBまでしか認識できないんだとか。
3TBを1パーティションで使いたい場合は、GPT(GUIDパーティションテーブル GUID Partition Table)に設定しなきゃならない。
ステップは次の通り。
1)増設したHDDの接続先を調べる。
$ sudo fdisk -l
通常はUbuntuディスクが入っているストレージが既に存在していて、それが/dev/sdaとかになっていると思う。今回の実験システムは、SSDがsdaになっていて、増設した3TのHDDは/dev/sdbということが分かった。
2)パーティション作成
$ sudo parted /dev/sdb
ここでプロンプトが(parted)に変わる。
3)既存のパーティションがあるか確認
(parted) print
もしも既存のパーティションがあったら削除する。
番号が振られているはずなので
(parted) rm 1
既存パーティションを削除したら、新規にパーティションを作成する。
(parted) mklabel gpt
(parted) unit GB
(parted) print free
(parted) mkpart extended ext4 1 3001
(parted) quit
4)ディスクをフォーマットする
$ sudo mkfs.ext4 -m 0 /dev/sdb
/dev/sdb is entire device, not just one partition!
Proceed anyway? (y,n) y # (全領域を使うので y と入力する)
5)増設したハードディスクをマウントする
マウントする際の名称は適宜変更可能。
今回はexthd1とした。
$ sudo mkdir /mnt/exthd1
$ sudo chmod 777 /mnt/exthd1
$ sudo mount -t ext4 /dev/sdb /mnt/exthd1
正常にマウントしているか確認する場合は
$ df -k
Filesystem 1K-blocks Used Available Use% Mounted on
udev 1969212 0 1969212 0% /dev
tmpfs 399736 1180 398556 1% /run
/dev/sda2 171498760 6267296 156450104 4% /
tmpfs 1998676 0 1998676 0% /dev/shm
tmpfs 5120 0 5120 0% /run/lock
tmpfs 1998676 0 1998676 0% /sys/fs/cgroup
/dev/loop0 88704 88704 0 100% /snap/core/4486
/dev/loop1 88704 88704 0 100% /snap/core/4571
/dev/sda1 523248 4668 518580 1% /boot/efi
/dev/sdb 2883221128 90140 2883114604 1% /mnt/exthd1
tmpfs 399732 0 399732 0% /run/user/1000
/dev/sdbが表示されていたらマウントは成功している。
6)起動後に自動マウントするよう設定
UUIDを調べる
$ sudo blkid /dev/sdb
/dev/sdb: UUID="なんか長ったらしい認識番号" TYPE="ext4"
この「なんか長ったらしい認識番号」をメモ帳にでもメモっておく。
自動マウントされるようfstabに設定を書き込む
$ sudo vi /etc/fstab
一番最後の行に次の一行を書き込む
UUID=なんか長ったらしい認識番号 /mnt/exthd1/ ext4 defaults 0 0
保存してリブート。
7)ホームディレクトリにシンボリックリンクを貼っておくと便利
とりあえずdataというドライブにしたかったのでこうした。
$ ln -s /mnt/exthd1 exthd1
これで3TBの増設ハードディスクが認識されるようになった。
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