上杉隆氏の「ツイッター敗戦 わが懺悔録」を読み直したら、想像以上にこの人ヤバイなと思った。
忘れないうちに備忘録しておこう。
この上杉って人は、他人を見下していることを吐露している正直者なんですよ。
==========
ツイッターは「終焉」に向かっている。
この場合の「終焉」とはインフラ化の達成であり、誰もがそのネットサービスに参入できる環境への到達という意味である。
つまり、市民権を得て、便利なツールとなった瞬間、一部のユーザーの離脱が始まり、新しい可能性を伴って社会変革に寄与するような上質なサービスとしての役目は終わってしまうという意味である。
==========
昔インフラ屋の底辺にいた者からすれば「へっ?」という感じ。
誰もが使えるツールになったということは、めでたいことじゃないですか。
上杉さんはさ、「一部のユーザーの離脱が始まると、上質なサービスではなくなってしまう」と言ってるけどさ、それって「社会変革に寄与するような『意識の高い』(筆者)ユーザーだけのツールであって欲しかった」という一種の選民思想に浸かっているんじゃないのかな?
世の中にはいますよ、意識の高い、社会変革に寄与するような上質な人ってのが。
だけど、街角で人間観察していれば、そんな連中は社会のひとつまみもいないことは分かるだろうに。ツールが一般に開放されるようになれば、おばちゃんの井戸端会議、新橋駅前でケンカしている酔っ払い、コンビニにたむろってるDQNだの、そんな人々もなだれ込んでくる。でもさ、上杉さんが好きそうな市民たちの平等な社会参画ってのは、そういうことでしょう? 「上質な人」たちだけと付き合いたいのなら、ずいぶん幅の狭いジャーナリストだなあと思うぞ。
上杉さん、こんなことも言ってます。
==========
ツイッターは一言で言えば、ジョン・レノンの精神を体現するものである。
権力者と一市民、金持ちと貧乏人、キリスト教徒と仏教徒、そしてまた、(中略)国境や言語すら飛び越え、すべてをフラット化してしまう。
ツイッターでつぶやくには肩書きも、資格もいらない。
政治家も、秘書も、官僚も、新聞記者も、フリーのジャーナリストも、そして一有権者も、みな平等につぶやきに参加することができる。
ツイッター上では権威や権力は何の力も持ち得ない。
つぶやく言葉がすべてで、それによってのみ判断されるのだ。
==========
たった3年前に、いい大人がこんな厨二病満開の文章を書いていたのか。
プロの物書きだろう?
憤死ものの恥ずかしさだよ。
いや、あんまり茶化しているつもりはないんだ。
1995年以来、この手のユートピア論をぶち上げて赤っ恥をかいた人は少なくないから。
フラット化するっていうことは、上杉氏の挙げたような左翼的言説での「様々な壁」「階級」「格差」だけじゃなくて、いままでは壁で仕切られていた「民度の格差」もあふれ出てくるわけだよ。格差を仕切っていた壁が崩れれば、なにかがあふれ出てくる。それは左翼的言説の好きな人たちがいう権力に都合の悪い情報だとか、世界市民的交流だとか、そんなもの以外に、目を背けたくなるような下品な振る舞い、心が病んでしまうような悪意、そういう人間の負の部分が洪水のように押し寄せる。そんなこと、10年以上前から分かっていたことじゃないか。
結局、上杉さんはさ、ヘドロにまみれた地獄のような世界に立ち続ける菩薩にはなれなくてさ、「上質なサービスを求めて離脱して行くユーザー」を追いかけて尻尾を巻いて逃げ出しましたってことなわけで。ジャーナリストを名乗る彼は、Twitterに、ネットにいったいなんの夢を見ていたというのだろう。そこには目を背けたくなるほど「獣化」した人間の本質がゴロリと転がっているだけなんだが。
人ってさ、社会的立場、教育、信仰、文化、周囲との人間関係とか、そういうリアル世界における関係がアンカーになって、辛うじて「人間」たり得てるわけじゃない。武田鉄矢の説教みたいで書いてて恥ずかしいけどさ。匿名の世界になると、容易に「獣」に逆戻りするということが分かっただけで十分な収穫だろう?
進歩的文化人なんていう恥ずかしい職業を名乗っている人たちがいるけれど、人間の進歩なんてほんとナメクジが這うスピードよりも遅いんだろうと思う。だけどそのわずかな歩みを喜び、それに希望を見いだすのも、人間の健気な愛おしさだと僕は思うんだ。
Twitterはオワタと上杉は言うが……
文藝春秋で上杉隆氏が「(私の)Twitterはオワタ」宣言をしております。
細かいことは言いませんが、僕自身、上杉氏をややうさん臭いジャーナリストと思っているので、話半分以上差し引いて文章を読んでみました。で、なにをいまさらと思った。
1990年代からこの方、新書で「××が世界を変える」「○○に乗り遅れるな」なんて取り上げられ方をしたネットサービスの多くが無残な屍を晒しているわけで、いまをときめくFacebookだって遠くない将来に「Facebookはオワコン」とか言われるにちがいない。ほら、mixiだってすでに屍でしょ?
結局ネットには影響力のある新し物好きのアーリーアダプターたちがいて、彼らが次々と新しいサービスに乗り換える度に、一般世間が煽られるという構図は変わっていない。
僕もTwitterアカウント持っていますが、ほとんど使っていません。だって、あれ、少し離れてみれば強力な煽動・洗脳ツールでしょ?しかも十分な検証がされていない情報が次々と流れてきて、デマに踊らされやすくなる。災害時に流言飛語の増幅器になったりしたら危ないことおびただしい。もちろん、良い使われ方もできることは分かってる。でも悪貨は良貨を駆逐するように、悪しき利用方法の方が幅を利かせるようになる。
上杉氏はSNS疲れを取り上げているけれど、まあ、あれは、本来接触するはずのなかったトライブ同士が接触してしまうことが根本原因。お互いのテリトリーに閉じこもっていれば炎上もないのに、たまたま敵地に足を踏み入れてしまったり、敵が攻め込んできたり。使う言葉も、思考方法も異なるもの同士が接触して、「交流」とか言っているうちはのんきなものですけど。所詮ちがう生き方の部族同士、「交流」よりは「争い」に発展することの方が多いだろう。もともと接触してはいけない関係なのだから。
人間の感情のもつれとか、いろいろな駆け引きの落としどころを見つけるのはそれなりに大変。1対1でも大変なのに、1対複数、匿名の複数に監視されながらの公開交流なんて、神経を使って疲れてしまうわな。
結局、距離感が大事なんだろうな。
ネット上でのコミュニケーション、ネット上での溢れている情報、ネットにつぎ込んでいる時間、どれものめり込んでバランスを崩すと徒労感だけが残る。
いまはLINEだっけ?
ヒカリエの本社に行ったけれど、たいした勢いだったよ。
あれがいつかオワコンと呼ばれる日が来るのかと思うと、ちょっと胸熱になる。
細かいことは言いませんが、僕自身、上杉氏をややうさん臭いジャーナリストと思っているので、話半分以上差し引いて文章を読んでみました。で、なにをいまさらと思った。
1990年代からこの方、新書で「××が世界を変える」「○○に乗り遅れるな」なんて取り上げられ方をしたネットサービスの多くが無残な屍を晒しているわけで、いまをときめくFacebookだって遠くない将来に「Facebookはオワコン」とか言われるにちがいない。ほら、mixiだってすでに屍でしょ?
結局ネットには影響力のある新し物好きのアーリーアダプターたちがいて、彼らが次々と新しいサービスに乗り換える度に、一般世間が煽られるという構図は変わっていない。
僕もTwitterアカウント持っていますが、ほとんど使っていません。だって、あれ、少し離れてみれば強力な煽動・洗脳ツールでしょ?しかも十分な検証がされていない情報が次々と流れてきて、デマに踊らされやすくなる。災害時に流言飛語の増幅器になったりしたら危ないことおびただしい。もちろん、良い使われ方もできることは分かってる。でも悪貨は良貨を駆逐するように、悪しき利用方法の方が幅を利かせるようになる。
上杉氏はSNS疲れを取り上げているけれど、まあ、あれは、本来接触するはずのなかったトライブ同士が接触してしまうことが根本原因。お互いのテリトリーに閉じこもっていれば炎上もないのに、たまたま敵地に足を踏み入れてしまったり、敵が攻め込んできたり。使う言葉も、思考方法も異なるもの同士が接触して、「交流」とか言っているうちはのんきなものですけど。所詮ちがう生き方の部族同士、「交流」よりは「争い」に発展することの方が多いだろう。もともと接触してはいけない関係なのだから。
人間の感情のもつれとか、いろいろな駆け引きの落としどころを見つけるのはそれなりに大変。1対1でも大変なのに、1対複数、匿名の複数に監視されながらの公開交流なんて、神経を使って疲れてしまうわな。
結局、距離感が大事なんだろうな。
ネット上でのコミュニケーション、ネット上での溢れている情報、ネットにつぎ込んでいる時間、どれものめり込んでバランスを崩すと徒労感だけが残る。
いまはLINEだっけ?
ヒカリエの本社に行ったけれど、たいした勢いだったよ。
あれがいつかオワコンと呼ばれる日が来るのかと思うと、ちょっと胸熱になる。
オリンピック招致成功おめでとうございます! あと、ホワイトハウス・ダウンも。
2020年東京オリンピック招致成功おめでとうございます!!
天皇皇后両陛下も殊の外お喜びだそうで、慶賀の至りでございます。
時差ボケ彼氏と共にベッドの寝転びながらライブで観ていました。
朝4時頃から起きていて、そのあと午前中延々とバラエティ番組で招致成功の映像を見ていたら頭がクラクラしましたよ。
招致メンバーの最終スピーチは上手だったし、安倍首相のスピーチは余裕が感じられて決定打だったなあと思いましたよ。2代前の、手元の紙を見ながらボソボソしゃべっていた市民運動上がりのアイツじゃダメだっただろうなあ。
オリンピック招致を腐すために「ゲンパツガー」「フッコウガー」と呪いの言葉を吐いている新聞がいくつもあるけれど、むしろ7年後に安全に外国からのお客様を迎え入れるために全力を挙げて作業に取り組むでいいじゃないですか。お尻を切って、楽しみながら作業に取り組んだ方が絶対にいい結果が出ますよ。
で、日曜日の午後は、"ホワイトハウス・ダウン"を観る。
ローランド・エメリッヒ監督だからなあ……映像はともかくシナリオがアホすぎてちょっと不安……と思ってましたが、結構おもしろかった。主人公のチャニング・テイタムが、なんというか、正統派のアクションスター。最近のハリウッド映画と言えば個性的なM字ハゲ男が幅を利かせているので、マッチョで整った顔立ちの男は好感持てましたよ。若い頃のキアヌリーブスっぽくてよろし。
天皇皇后両陛下も殊の外お喜びだそうで、慶賀の至りでございます。
時差ボケ彼氏と共にベッドの寝転びながらライブで観ていました。
朝4時頃から起きていて、そのあと午前中延々とバラエティ番組で招致成功の映像を見ていたら頭がクラクラしましたよ。
招致メンバーの最終スピーチは上手だったし、安倍首相のスピーチは余裕が感じられて決定打だったなあと思いましたよ。2代前の、手元の紙を見ながらボソボソしゃべっていた市民運動上がりのアイツじゃダメだっただろうなあ。
オリンピック招致を腐すために「ゲンパツガー」「フッコウガー」と呪いの言葉を吐いている新聞がいくつもあるけれど、むしろ7年後に安全に外国からのお客様を迎え入れるために全力を挙げて作業に取り組むでいいじゃないですか。お尻を切って、楽しみながら作業に取り組んだ方が絶対にいい結果が出ますよ。
で、日曜日の午後は、"ホワイトハウス・ダウン"を観る。
ローランド・エメリッヒ監督だからなあ……映像はともかくシナリオがアホすぎてちょっと不安……と思ってましたが、結構おもしろかった。主人公のチャニング・テイタムが、なんというか、正統派のアクションスター。最近のハリウッド映画と言えば個性的なM字ハゲ男が幅を利かせているので、マッチョで整った顔立ちの男は好感持てましたよ。若い頃のキアヌリーブスっぽくてよろし。
登録:
投稿 (Atom)
