銀座のカフェで……

銀座のカフェでアイスティを飲んでます。
近くの席で3人のおばさん相手にめちゃくちゃな話をしているジジイがいる。

ロスチャイルド?
北朝鮮?
孫正義?
アリババとアリペイ?
携帯で健康状態がわかる??

銀座で画廊を経営していたが、バブルでつぶされてしまった?
ロスチャイルドの陰謀であった?
今自分は秘密委員会のメンバーになった?
周りからお前はどんなについているんだ、とか言われた??

絵の価値が云々?
セミナー開催??

このジジィ、一体どんな詐欺をしようとしてるんだろ!?

とんでもないビジネスが始まろうとしているの!
40万人の会員がいるの!
神様から、会員さんを幸せに導けとお告げがあったの!

おいおいおい、、、こんな与太話に騙されるの???

なんか締め切ったセミナーに特別に参加させてやるみたいな話をしてる。
紹介料はもらわないし、自分には何の得もないんですよ!とか言ってる。
勧誘するとなんとか3000ポイントとか言いだしたぞ。。。。

完全にマルチっぽいなぁ。
日経新聞の経済欄を見ていると誰でも知ってるような話を並べて、陰謀論とオカルトを混ぜた怪しいビジネス話を展開中。

このササキってジジイは何者なんだろう。。。。

RENA『雷神とリーマン』:BL漫画レビュー

いやー、すげぇ作品だわ!
BL作品にしておくには勿体無いだろ!!

ゲイの大村は失恋を機に色事から遠のき、日々を味気なく過ごしていた。いつものように仕事に疲れ自宅へ戻ると、部屋の中にフワフワ浮遊する不審者を発見。不審者曰く「神でいるのが嫌になった。お前、俺を人間にしろ」事態が飲み込めぬまま大村の疲れは極致へ達す…!

嘘か真か神とリーマンのシェア生活、はじまりはじまり。

28歳のサラリーマン大村。
属性はゲイ。
2年前に失恋して以来、殺伐とした生活が続いている。





そんな大村の家に、雷神様が現れた。
雷神様は雷遊と名乗り、「少々長生きしすぎてな、神でいるのが嫌になった」

神でいるのが嫌になった!? ∑(゚Д゚)

「だから人間になろうと思う」と言う。

こりゃまたぶっ飛んだ設定をカチ込んできたもんだなー!
神様が神でいることが嫌になったから人間になりたい、って一神教の信者には絶対理解できないだろう。
こうして大村と雷遊の同居生活が始まった。

脱神様を目指す雷遊なんだが、言ってることはすごくストレートで神がかってる。



「人を愛することの何がバカバカしいと言うのだ」
「お前の持っていたそれは人間達が『愛』と呼ぶものではないのか?」
「世界中のいかなる賢人達が束になったとしても作り出せない至宝だろうが。卑下などするものではない」
「人間達が許さないと言うのならば、この雷遊が許してやろう。その男を愛した事、胸を張って誇るが良い、オオムラよ」

僕はね、昔から一神教の信者に問うてみたいことがある。
「なぜ、あなたの信じる宗教には『悪魔』がいるのか?」
「なぜ、あなたの神は愛に見返り(条件付き)を求めるのか?」

人間が神に求める祝福の一つは「許しと承認」なんだと僕は思っている。
新宿二丁目で同性愛者のキリスト教信者と話したことがある。彼らはいろいろな解釈をすることで、信仰と同性愛との整合性をとろうと苦労していたように見えた。酒を飲みながら、僕は「なんでそんな苦労するの。だったら自分を愛してくれる神のところへ行けばいいのに。そんな狭量な神様、捨てちゃいなよ」と考えていた。自分を認めてくれない神様にネグレクトされるくらいならば、素の自分を受け入れてくれる神様の元へ行けばいい。素の自分を受け入れてくれる神様にだったら、苦しむことなく愛を捧げることもできるだろうに、と。それを許さないから、一神教は「悪魔」を作り上げるんだろう。悪魔の話をよく聞いてみたら、悪魔の方こそ真っ当なことを語っているのかもしれない。だが、一神教故にそれは「堕落」とされ、許されないことになっているようだ。

雷遊とドタバタ同居生活を続ける大村の中に、複雑な感情が芽生えて来る。


俺はふと…数ある神様っちゅう「概念」の中で、自我が芽生えたのはこいつだけなんやろかと思った。
同じように自我を持つ人間が現れたことによって、触れ合いを求めるようになったこの雷神はなんて寂しい存在なんだろう。

さらっとセリフにしているけれど、これを書ける人はなかなかいないと思う。
神は自己の存在のために人間を必要とし(これは『ノラガミ』でも触れられている)、愛を求めている寂しがり屋なのかもしれない。本来、相思相愛の対等な立場(!)かもしれない神を、誰が、どうして、祭り上げてしまったのか。神の愛を得るために人間の方が犠牲と代償を支払うことが、なぜ当たり前になってしまっているのか?

おにぎりが大好きな雷遊。
ガタイのいい男二人がキッチンで立ち食いもなんだから、大村と雷遊は小さな食卓を買いに出かける。



向かい合わせで「いただきます」をした雷遊に礼を言われて「何言うてん。それ俺の台詞やで雷遊。こないまで億劫でしかなかった飯が、今は美味いと感じてんのやから」と大村は思う。ルックスとガタイは「めっちゃ好み」な雷遊に、大村はもっと気持ちの部分で惚れてゆく。

風邪をひいて寝込んだ大村。
普通の神様なら「早く風邪が治りますように」という願いにしか対応できないけれど、雷遊は卵雑炊を作ってくれる。





なんだろう。
人間になりたい神様の話ではあるのだけれど、非常に奥は深い。
そもそも神は人間と対等であり、また、人間は神でもあり、神もまた人間であるという感覚を僕は持っているのだが、それをクリティカルヒットされたような気分だ。
本来、神様と人間は相思相愛で良い関係なんだと思う。畏れ過ぎず、祭り上げ過ぎず、適度の距離感があって……って普段のご近所づきあいと大して変わらないのではないかと。







神様、愛を知る、って感じか。
大村と雷遊には絶対に幸せになってほしい。

1.絵柄
少なくともBL風味ではないだろう。ゲイな自分としてはぜんぜん受け入れられる絵柄。
ちっさな雷遊はかなり可愛らしい。
でっかい雷遊は6パックのマッチョだ。

2.ストーリー
最近のトレンドになっている神様モノとしてはかなり異色。「聖⭐︎おにいさん」は僕には刺さらなかったが、方向性は近いのかもしれない。あと、異文化交流という点ではBL漫画で長くベストセラーになっていた「マザーズスピリット」にも近いかもしれないな。食卓を囲む大村と雷遊の幸せな日常にホコホコする。

3.エロ度
雷遊の裸体はゴージャスマッチョだが、エロはなし。

4.まとめ
文句なしに素晴らしい作品。BLの枠に収まらない深いストーリーに感服した!
長く記憶に残る作品になることだろう。
全力で応援したい!

絵柄 :★★★★★
ストーリー:★★★★★
エロ度 :☆☆☆☆☆
(あくまで個人的主観に基づく★の数です)

ハルピンラーメンで生き返る!

今週も長野県の山の中にいました。
朝、七時新宿発のスーパーあずさ1号に乗るのはつらいんよ。
4時に起き、シャワーを浴びて家を出て、ニッカポッカのお兄さんたちに混じって新宿入り。
駅弁買って、あずさが動き出す前にお弁当食べ終わって寝落ち。
次に目が覚めると円山を過ぎて、甲府盆地の向こうに南アルプスが連なっている車窓を目にする。

で、山に入るわけですよ。
冬枯れの木立の中、お仕事が続く。






前日に25cm積もったと言いながらも、春山な感じはしてる。
空気はピンと冷たいけれど、日差しは確実に強くなってきていて、ダッフルコートが暑いと感じる時もあった。

今回は日が暮れる前に山を降りられたので、晩御飯はコンビニ飯から逃れるべく、町をふらふら歩いてみた。
長野地元民のソウルフード(?)らしいテンホウという店があったので入ったみた。




濃厚味噌チャーシューメンと餃子のセット。
メニューを眺めていて、この店の売りはなんなの?と思っちゃうほどの品数の豊富さで、やたらに安いなと感じた。正直、何を頼んでいいのか迷ってしまった。
オーダーを出して、窓の外を眺める。夕日を背中に浴びながら、こんな時間に飯食えるの久しぶりだなあと落涙しそう。

味はね……大学の学食でも今時なかなか出くわすことのない古いタイプのラーメン。
最近は複雑な味に慣れてしまっているからねぇ……。
いっそシンプルな支那そばだったらそれはそれでありだと思うのだけど。
餃子は八角(スターアニス)などが加えられていて独特だと言われていたけれど、割と普通だった。
もっと強烈なやつが出て来るかも、と身構えていたんだけどね。

翌朝は、駅そばが朝ごはん。
ホテルの朝食が碌なもんじゃなくて、食べる気が起きなかったんだ。
「たかが駅そばでしょ〜」と侮っていたわけだど、さすがは長野県、駅そばのレベルが高い高い。
軽井沢では天ぷらのクオリティが高い!と感動していたんだけど、ここは蕎麦のレベルが高い!


で、お仕事、お仕事。

ランチは、ついに、ついに「ハルピンラーメン」に対面!
出張のたび「ハルピンラーメンって美味いんですよね?ぜひぜひ食べてみたいッス〜」と言いまくってた。
地元の名物を褒められて嫌な気分になる人はいないわけで、相手も「えっ!?なんで知ってるの??」とすぐ打ち解けてくれる。僕がよく使うコミュニケーションメソッド。「地元でも好き嫌いが分かれるよ?」と念押しされながらついに、ハルピンラーメンが目の前に……。


うまいわーっ!!!
これ絶対アリだーっ!!!
唐揚げのクオリティたけぇー!!!
サックサクのクリスピー感、肉汁ジワァ〜!!!
ビールがいくらでも飲めちゃいそう!!!

ラーメンはニンニク醤油?と特製醬の複雑で、引き込まれるような独特な味。
スープひと啜りひと啜りが、なんか幸せなの。

午後の仕事もいい感じで進行して、幸せ気分で終了。

それでも仕事の疲れはジワジワとのしかかってきていて、帰りのあずさの中で桔梗屋信玄餅アイスを食べて撃沈。
あ、このアイスは微妙〜、リピートはないな。
残念。