タイ反政府デモ首都封鎖(3) 2014年タイ旅行(5)

ラーマ4世通りから、タニヤ通りを通ってサラディーン駅へ移動した。
夜が明け、化粧を落としたタニヤ通りは白茶けていて、気が抜けていた。
マッサージ屋が開店するまで、僕らはカフェで時間を潰す。

"COFFEE CLUB"という看板を出しているその店は、モダンなインテリアのカフェ。
アンジェラアキ似の頭の良さそうな女性スタッフに注文を出してから、僕らは2階席のソファでくつろいだ。開店最初のお客は僕らだったが、その後、次々とファランたちの入店が続く。評判の良い店なのかもしれない。

だらだらと無駄話をしていると、窓の外の道路が変じゃない!?
片側一方通行の道路のはずなのに、なんか、対面通行になってるぞ。
しかも国旗を掲げたバイクが逆送してる。

1階のシートに座っていたファランたちがカメラを持って飛び出してゆく。
僕もカメラを持って道路へ行くと、まさにバイクデモが始まるところだった。










お坊様がスマホで写真撮影している時代。
反政府デモと言えばもっと殺気だった「怨念!」が込められたものだと思いきや、あの時までは本当にお祭り状態。あれから手投げ弾が投げ込まれたりして、今はいったいどうなっているんだろうか。

カフェを出て、2時間古式マッサージをしてもらう。
マッサージの後はホテルに戻ってお茶して、ディナーの準備を始めた。

あの日、クラウンプラザホテルからバンヤンツリーホテルまでは、サラディーン通りを歩いて行くのが一番早くて確実だった。反政府デモへの対応か、早上がりのビジネスマンたちをかき分け、僕らは歩いた。サトゥーン通りは日常のまま。


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