RD-907……あれはいい物だ

今週月曜日の人間ドックの検査中、マジで青ざめました。
今年の春先から変な汗をかいたりして体調が変調を来していたんだけど、検査途中でも数字がやばいやばい。

例えば血圧。
もう何年も上が95〜105、下が68くらいで推移していたのに、今回上が130、下が90って値が出て心底びびった。

その晩、眠れなくて、午前三時にAmazonにタニタのRD-907を発注。
翌日25日にそれは届いた。
誕生日の自分へのプレゼントがこれかよって泣きたい気分になったが、初計測でさらに泣きたい気分になった。

まあ仕方ないよね、可視化して、どうにかするしかないわけで。

それにしてもiPhoneアプリから体組成計を立ち上げて、計測結果が即アプリに反映される仕組みは素晴らしい。
数年前に最新だったタニタ体組成計を持っていた。
SDカードに記録が残り、PCに取り込めばエクセルでグラフ化できるけれど、めんどくさい。
いつでも数字を見て、モチベーションアップと戒めにしたいと思って、スマホの体重記録アプリに入力したり、手帳にメモしてみたりもしたけれど、やっぱり続かなかった。
めんどくさいのは続かない。
めんどくさいことをちゃんとやれる小まめな人は、そもそも太ったりしないんだよ。

RD-907の数字と、iPhoneで毎食の食事を食べる前、食べた後の写真を撮って予実管理を始めました。
残すべきものを残しつつ、付き合いでどうしても揚げ物を食べなきゃならなかった時は、その写真を眺めながら次の食事をどう減らすか思案する……習慣化できれば良いのですが。


USJでテンションあがった〜(3)

ややふらつく足を叱咤して、今日のメーンイベントへ向かう。
アメリカの町並みを抜けて、木の覆い茂った小道に向かう人たちの後に続く。


これが結構距離がある……のか、距離があるように錯覚させられているのか。
そしてホグズミード村の入口に到達。






なんでしょうね、汗ばむ陽気の大阪のはずなのに、なんかひんやりと冷たい空気を感じさせる空間は。

そしてホグワーツ城と対面。


第一声は「クオリティ高っかー!!!」
なんていうか、作り物なのに、質感がたまらなく重厚で、下世話な話「すんごい金がかかってんなー」。
申し訳ないけれど、シンデレラ城よりも全然質感の点で勝負にならない気がする。

さっそく「ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」を体験。
ライドに乗って、ハリーと共に空を飛ぶ浮遊感は最高だった!

だけど激しい揺さぶりと3D映像で、正直僕は酔って気持ち悪くなったな。
あと30秒続いたらゲロ撒き散らしてえらいことになったと思う。

すごい、すごいけれど、あの3D酔いはちょっと厳しかった。

ザ・フライング・ダイナソーよりもダメージ受けてフラフラと脱出。
二人とも疲れが出たしでランチ。




その後再びホグワーツ城に戻り、キャッスルウォークを楽しむ。

ホグズミード村はお土産屋を含めて楽しめる場所が多くて、一日ここにいてもいいかなと思えるほど。


15:00過ぎにホグズミード村を出て、ゆっくり散歩とお買い物。
ちょうどハロウィーン期間で、お土産品もハロウィーン仕様の可愛いものが多くて色々と買ってしまった。
日本のパッケージセンスは結構よくなってきていて、柿の種の缶一つとっても手に取った人を幸せな気分にしてくれる。
写真とお土産代で、なんだかんだ2万円越えの大出費。




日が傾き、USJの取り囲むホテル群をオレンジ色に染め始めた頃、僕らはゲート付近のベンチに座っていた。
「楽しかったねーいろいろとありがとう」
「今度は3人で来たいねー」
なんか二人とも、楽しかったという言葉しか出てこない。

映画のテーマソングが楽しかった時間の終わりを告げているようだ。

予定通り僕らは17:00にユニバーサルシティ駅を出発した。
大阪駅で別れ、僕は新大阪から東京を目指す。
駅弁を食べたあとは眠り込んでしまい、次に目覚めたのは新横浜を出た頃だった。

USJは楽しかった!
ひさしぶりにワクワクした。
同僚3人で来たいねー、の前に、僕は彼氏と来たいと思った。

USJでテンションあがった〜(2)

で、ジュラシック・パーク・ザ・ライドを終えた時点が11:10頃。
二人で考え込んだ。

ザ・フライング・ダイナソーを捨てる?

頭上では「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ〜」と絶叫と、ゴォォォォというコースターの音が響いている。


「せやな……」彼女が口を開いた。
「命までは取られんやろ、行こっか……その前にトイレ……」

うんうん、トイレ大事。

そして長蛇の列(あの日は180分待ちだった)をエキスプレス・パスで躱し、バーコードリーダー係員の前に立ったのは11:20のだいぶ制限時間を押したタイミング。二人でそれなりに葛藤した結果。


階段を上がり、係員の女性にナビゲートされた。

「青い数字の1番に並んでください」

はぁ?!先頭?!

「ちょっ……なんの罰ゲームやぁ!!!」
「あたしらの普段の行いがそんなに悪いっちゅうことかー?!」

動転する二人に

「むしろご褒美ですよ(ハート)」
「先頭はスピードが出ていないから怖くないですよ」

と言うおねーさん。

ほ、ほんまかいな……と疑いの目の二人。

そのあとは、ガシャン、グワッ「うわあ」、カタカタカタ、「たすけてぇ〜うわぁぁぁ、やーめーてぇ〜〜」、グルングルングルン、「ひいぃぃぃぃ」、上下左右に揺さぶられて、息絶え絶えに釣られた男状態で帰還。






映像で見たらこんな感じ。


下車して、写真のプリントアウトを待つ間、お互いに感想を交換。

「ほとんど死んどった」という彼女に対して「あー、僕はあと2回は余裕」と言ってしまった。
確かに激しいんだけど、普通のジェットコースータの落ちて、下から突き上げられる時のお腹にくる不快感はなかった。
大きく円を描くレールによる圧迫・揺さぶられ感よりも、レール上で錐揉み状態になる方がダメージが少なくて、むしろ爽快感の方が強いという印象。

実は今回のUSJで一番楽しかったのがザ・フライング・ダイナソー。

USJでテンションあがった〜(1)

大阪ミナミ滞在最終日。
今日の夕方には新大阪を出発しなければならない。


朝食ビュフェを食べながら、活気付いてくる大阪の街を眺めていた。
9:15 ユニバーサルスタジオジャパン入口で待ち合わせを決めてあって、僕は8:00過ぎにホテルを出た。

天王寺駅から西九条、そしてユニバーサルシティに到着したのが8:50ごろ。
スーツケースをコインロッカーに預けて、連れが到着するまでベンチに座っていた。
野外スピーカーから重低音で流れてくるETやジェラシックパークのテーマソングに包まれて気分は高揚していた。




今日は17:00にUSJを出発し、18:15新大阪発のぞみに乗らなければならない。
夕方の新幹線は普通・グリーン共に予約が満席で、時間帯をずらすことができない状況だったのだ。

で、お連れさんが到着して、二人でゲートをくぐる。
あまり時間がないので、あらかじめエクスプレス・パスを買っておいた。

ユニバーサル・エクスプレス・パス4~ザ・フライング・ダイナソー~
大人/子ども/シニア共通 9,200円 2枚
□アトラクション情報
11:10 ~ 11:40 ザ・フライング・ダイナソー
12:00 ~ ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッターTMエリア入場時間
12:20 ~ 12:50 ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニーTM
アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマンTM・ザ・ライド or ジュラシック・パーク・ザ・ライド(R)
ジョーズ(R) or ターミネーター 2:3-D(R) or バックドラフト(R)

てか、入場料よりもエクスプレス・パスの方が高額ってどんだけぇ〜〜。

当初計画では、二人ともザ・フライング・ダイナソーはおっかないんで捨て、午前中にハリポタ、午後に雑魚2つをこなして終わりにしようと考えていた。

実際はちょっと違っていて、まず、ジョーズをさらっとこなす。




まあ、大したことないよね。

ジョーズの下で記念写真を撮ってもらったのが、多分、10:15頃。

途中でTレックスの着ぐるみショーが行われていたので、ちょとい眺め。


次にジュラシック・パーク・ザ・ライドに行く。
待ち時間85分と表示されているけれど、エキスプレス・パスでするすると進む。




待っている間に頭の上で「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」と叫び声があがっていて、それがザ・フライング・ダイナソー。

やばい、やばいよね。。。。。。。

ジュラシック・パーク・ザ・ライドもまあ、最後の落下と水さえなければ、まああんなもんだね。
隣の席が若いカップルで、彼女が外側に座りびっしょびしょに水をかぶって、ノーダメージの彼氏をポカポカ叩いている様子がなんか可愛らしかった。
僕らはライドの中央だったので、ほぼノーダメージ。

そして。。。。

大阪、ミナミをふらふらしてみた

ホテルの朝ごはんを食べている時間が好きだ。
次の予定を意識しながら、忙しくなく歩き回る人たちの姿をぼんやりと眺めている。
異なった時間軸で動いている人たちの意識が漂っているようで、その軽い興奮状態が心地よい。


前日の食事が少し凭れていて、朝食は軽く軽く。
窓の外は遠く梅田スカイビルまでが見えて、蒼と灰白色に色分けされた見慣れない街が広がっている。
部屋に篭ってなにもしなくても良い。
部屋を飛び出して、知らない街を彷徨ってもいい。
その二つの選択を弄びながらしばらく考え、ガイドブックを持たずに散歩に出ることにした。

まずは四天王寺に行く。
そう決めて谷町筋を歩き始めた。

ん……歩いても歩いても四天王寺に到達しない。
Googleマップで現在位置を調べると……真逆やん!

路面電車で天王寺まで戻ろうと最寄の停車場に行くと、近くに安倍清明神社があるという。
ちょっと立ち寄ってみた。


それは住宅街にこぢんまりと臥せっているような小さな神社だった。
あの高名な安倍清明を祀った神社にしては「ちっさ!」とちょっと驚いたほど

路面電車で3駅戻って、改めて四天王寺を目指す。




のんびりとした空気が流れている境内を散歩。
そこから茶臼山に迷い込む。


昼間っから酒盛りしている爺さんたちがいて、ちょっと腰が引ける。
ここは治安の悪い場所?


樹々を抜けると通天閣が見えた。
リアルなシーカータワーだと、なんか心強く感じて新世界へ歩いて行く。

以前から新世界で串カツを食べてみたいと思ってた。
ジャンジャン横丁の立ち食いはちょっと敷居が高すぎて、観光客向けの「だるま」に入ってみる。






狭いカウンターに通されて、昼中からハイボールを飲みながら串カツを食べる。
さっくさくの串カツをソースに浸して、くるっと一回転させてソース切りをして口に運ぶ。
「うまいなあ〜」
で、ハイボールをゴクリと飲む。
2017年10月8日の関西地方は季節外れの暑さが戻って来ていて、ゆっくり歩いていても汗ばむ陽気。
湿度の低いカラッと乾いた空気のなかを歩いていても、やっぱり冷たいものが飲みたくなるもの。
シュワシュワと泡立つ炭酸を舌の上で転がし、嚥下していると汗も引いてくる。

だるまを出た後は、観光客でごった返す新世界を抜けて、難波へ移動。


でもね、自分でもバカだと思うけど、新世界から難波まで歩いて移動していったのだ。
もし夏日に東京駅から秋葉原駅まで歩くつもりだという観光客に出会ったら、僕は止めるだろう。
多分、それに近い距離だと思う。

途中に楽しい場所もないしね。

あ、そーいえばスーパー玉出をのぞいてみた。
なんだろうね、あの弁当の値付けは。
あまりの安さに笑ってしまい、彼氏に報告。

「スーパー『たまいで』に行ってみたよ〜」
「『たまいで』ちゃうで、『たまで』やで〜」
(※彼氏はお仕事柄、関西弁が出ることはほとんどありません)

おっ、そ、そっか。。。

難波に到達。
関西に行って感じることは、関西の駅舎ってどれも立派な作りだということ。
関東にはこういう石造りの重厚な駅舎ってあまりない。


念願の戎橋。
押し寄せる観光客の波。




初めてグリコの看板を生で見れて、なんか感動してしまった。
これで難波花月で吉本の出し物でも見ることができたら「大阪はもういいかな」とか思ってしまったかもしれない。

一旦ホテルに戻って軽く仮眠。
そして、飛田新地探検に出かけたのだった。

ペロペロキャンデーを舐めることなく天王寺駅に戻って来た時、僕はクタクタに疲れきっていた。
一人焼肉も魅力的だったけれど、翌日お腹の調子が悪くなったら最悪ということで、たこ焼きとおにぎりを買って部屋に帰ることにした。

天王寺駅付近で美味しいらしいたこ焼き屋の一つ「やまちゃん」に行ってみた。
天王寺都ホテルの裏手からすぐのところに店はあった。


正直ね、関東人には関西人がたこ焼きにこだわる理由が全くわからなかった。
ただのジャンフクードでしょう?ってくらいで。
部屋に戻って一つ摘まんでみたら「ああ、こういうことなんだね!」と新しい世界が開けた気がした。
関西人のいう「ふわっ、とろっ」てこのことだったのかと。

10個じゃ足りない、もっと食べたいよーと思いつつも、改めて部屋を出る気力は湧かず。
ふらふらと街を彷徨うのは、たまには悪くない。

大阪、ミナミで過ごした週末

これは飛田新地探検前後のお話。

時どき自由になりたくて、ひとり旅に出る。
結局旅先で寂しくなってしまうのだけれど、自分で決めて、自分で動く。
その自由さと、心細さを味わいたくて。

行き先は1年10ヶ月ぶりの大阪だった。
前回大阪で椎間板ヘルニアを悪化させてヘロヘロになって帰ってきたんだっけか。

梅田で12:30の待ち合わせ。
相手が来ないなあと待っていたら、堂島でレアポケモンが出たそうで、タクって狩っていて遅くなったんだとか。
ポケモンGOから離脱して随分経っていたから懐かしいやら。

「阪急交通社がこんなもん配っとった」
ん?
鳥取砂丘のポケモンGOイベントのバスツアーかよ?!
こんなものを旅行代理店の営業がジムで配っているとは…………すごいね。

遅れたお詫びも兼ねて、ランチはホテル阪急インターナショナルでフレンチを奢ってもらった。










前回まではねぎ焼きランチか、串カツランチだったんで、ちょっとグレードアップ。
近況を話したりで2時間ほどかけてドルチェまで到達。

ここでもう一人元同僚に電話をかけて呼び出し。
今日の宿泊地天王寺で落ち合うことにする。

荷物をホテルに預ける。
10月の大阪宿泊費は異常高騰している。普段の2倍から3倍くらい。
支那人の国慶節と、朝鮮人の秋夕が重なって、観光客が膨れ上がっているのだろう。
大阪マリオット都ホテルとか!?
そんな高級ホテルは彼氏と泊まる場所であって、今回はしょぼしょぼの天王寺都ホテル。
水回りは古臭いけれど、ダブルベッドの広々とした部屋と、ミナミの眺望が付いて来れば十分。



天王寺ミオ(BL作家の名前と被っていて、一人でウケてた)のタルト屋デリスでお茶。
とっぷり日が暮れるまで話は尽きなかった。

彼らと別れた後、ホテルにこもってPythonのコードを書き、シャワーを浴びて就寝。

飛田新地は異空間だった……

いま大阪の天王寺に滞在しております。
お恥ずかしいことに私、かなり品性下劣なオカマでございまして、ホテルからちょっと歩いたその先に、最後の色街の一つといわれる飛田新地があると聞いて、私、俄然わき上がる好奇心を止めることができなかったのでございます。

18:00を過ぎて、天王寺の街が宵闇に包まれた頃に私はホテルを出ました。
iPhoneのマップに導かれ、あべのキューズモールを抜け、薄暗い高層住宅の間、寂れたあべのポンテ、あべのマルシェを横目に進んでゆくと、寂れたアーケード街がありました。なんだか治安の悪そうな空気にやや腰が引けます。大音量のジャズを流しているカフェ(?)の角を曲がるとゴール。かの有名な「飛田新地料理組合」の先に、お伽の町は姿を現したのでございます。殿方たちの噂通り、やり手ババアの軽妙な呼び込みと、確かに噂通りレベルの高い嬢たちが店先で手を振る異空間が其処に広がっておりました。


飛田新地の写真を撮ると、その筋の人たちが飛び出してくるそうなので、マンション近くの高台から1枚写真を撮らせていただきました。そして、エロオーラを垂れ流しながら嬢の品定めに熱中する殿方の群れに身を投じたのでございます。

お兄ちゃん!お兄ちゃん!ちょっと見たってや〜
お兄ちゃん、お兄ちゃん、ちょっとだけ、近くで見たげてよ~、戻って~
お帰り!お兄ちゃん!ほんまええ子やからこの子にしいや〜

位の呼び込みはまあ普通で、「お兄ちゃん!お兄ちゃん!あんたにはこの子で決まりやっ!」と人差し指でビシッと指さされると、悪いけれど吹き出してしまったのでございました。
申し訳ないが、私、完全に冷やかしで、ひたすら嬢の品定めをしながら歩き回っていたので、あるやり手ババアに「お兄ちゃん!!あんた5周目やろ!もういい加減決めえや!!」と怒鳴られて、苦笑いするしかありませんでした。このババアは本当に数えていたのか、それともてきとーな事を言っていただけなのでしょうか……謎です。

通称青春通りから妖怪通りまで徘徊していたのでございますが、さすがに妖怪通りの嬢は「こんな女とセックスさせられるくらいならカネくれよ!」と怒鳴りたくなるような、超熟女から、むっちりデブ嬢がM字開脚で秋波を送ってくるわけでございまして、背筋にひんやりとするものを感じながらその場を離れたりもいたしました。

オカマ生活も30年を超えた古ガマの目で観察していたわけでございますが、ミスコリア系の容姿に巨乳の嬢が多く見受けられました。嬢のレベルはいずれもかなり高いようです。あちらこちらでタイマーのアラームが聞こえてきますが、これが「予定時間終了」の合図のようです。
そして、私の目でも「湘南」という店の嬢はレベルが高いと思いましたが、その筋のランキングでも1位だそうで、私もなかなか見る目があるじゃございませんかと独りガッツポーズ。ではオカマの私にも好みの顔の嬢は存在するのかと俄然興味が湧き、青春通り、メイン通りを中心にくまなく徘徊致したのでございます。「もういい加減決めえや!!」とババアたちに怒られながら、ついに某店の店頭に座る嬢のルックスはタイプだなーと立ち止まってみたのです。「そうか、お兄ちゃん、決めたかっ!」と上機嫌なやり手ババア。

だがしかし、その時我が珍子は微動すらせず、やっぱりあかんわぁ〜。ババアの罵声を浴びながら店先から逃げ出す私。種の繁栄に貢献できないオカマの悲しみに包まれたのでありました。

飛田新地 SUGEE〜!
Japanese Dream!
ここで俺の夢をかなえるぞー!

とのんきに雄叫びをあげる男子たちを横目に、私は飛田新地を後にしたのでありました。

ひとはいずれ死ぬ。

ひとはいずれ死ぬ。
でも、まだその時ではないと、
言えるかもしれない。

仕事場近くの医院に貼られていたポスターのフレーズ。
2015年のがん征圧月間のポスターだったらしい。

最初から違和感はなかったけれど、毎日眺めているうちに良いフレーズだなあと思うようになったんだ。

本屋さんには「生きることの意味」みたいな自己啓発系の本が店頭に並ぶ時代。
生きていることの意味を見出しづらい時代だけれど、「ひとはいずれ死ぬ。でも、まだその時ではない」と思えたら、言語化はしづらいだろうけれど、君が生きていることの意味は必ずあるんだよ、と言えると思うんだ。