さて、元旦からPS3 Linuxにかじり付いてました。
なんとしてもネットワークだけは立ち上げないと……でもTVモニターがGUIに対応できないので、CUI設定しなくちゃならない。Fedora Core 6をCUIでいじる解説本を1冊買ってきましたが、本ではFedora Core側マシンの初期設定はGUIでやっているんですよ……役たたずめ! orz
僕がUNIX使いの人たちと身近に接していた4年くらい前までは、UNIX系OSをGUIで使うのは邪道だという雰囲気が漂っていました。もちろん今でもプロたちはコマンドベースでオペレーションしていますけれど、初心者向けLinux解説書はGUIオペレーションが基本になっているところに時代の流れを感じます。
とはいえ。現実的にGUIが使えない状況では、先人たちの残した以前の情報をかき集めて対処せねばなりませんでした。@ITの古い記事なんかも参考になりました。
とにかくGUIが使えないわけですから、これ以降、このブログでPS3 Linuxのデスクトップがテーマになることはありません!(断言)。だって見えないんだもん! orz
それから、PS3を買ってちょっとLinuxも試してみようかなって考えている人がいたらやめた方がいいと思う。WindowsPCの方が細かいところで使い勝手がよいと思うし、どうしてもLinuxを触ってみたいというならば安いパソコンを買って、それにインストールした方が良いでしょう。絶対その方が安全牌です。
さてと。
で、PS3にFedora Coreをインストールして、まずネットワークを認識しているかどうかを確認した。
> ifconfig
とタイプすると、認識されているネットワークデバイスが表示される。たとえばeth0とか、eth1とか。ところがPS3ではこれが表示されない。
> ifconfig -a
とタイプすると、内蔵されているギガビットイーサカードが表示される。
つまりネットワークカードは認識されるが、デバイスとしては起動していないらしい。
> ifconfig eth0 up
とタイプする。eth0を起動するコマンドである。
その後 ifconfig で確認すると、eth0が起動している旨、反応があった。
(一時的にeth0を停止するときは、ifconfig eth0 down)
そこで、PS3を起動する際に自動的にネットワークカードが起動するよう、下記の設定ファイルを作った。ファイルの記述にはviを使う。viの使い方については手持ちの参考書などで調べて欲しい。今回は固定IPを当てること前提。
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 に下記内容を保存。
DEVICE=eth0
BOOTPROTO=static
IPADDR=xxx.xxx.xxx.xxx (PS3に当てる固定IPアドレス)
NETMASK=255.255.255.0
ONBOOT=yes
/etc/sysconfig/network に下記内容を保存。
NETWORKING=yes
HOSTNAME=xxx.xxx.xxx (僕はとりあえずps3.linux.jpとかしてみました)
GATEWAY=xxx.xxx.xxx.xxx (Default GatewayのIPアドレスを指定)
/etc/resolv.conf に下記内容を保存。
search example.jp
nameserver xxx.xxx.xxx.xxx (ISPのDNSサーバのアドレスを指定)
セカンダリDNSを記述するときは、もう一行nameserverを追加する。
以上の3ファイルを保存して、システムを再起動する。
PS3の起動後、ifconfig で確認するとちゃんとeth0(内蔵のギガビットイーサネットカード)が動いていることが分かる。
あとはWindowsマシンからTeraTermなどをつかってPS3にログオンすれば、ネットワーク越しにPS3 Linuxをオペレーションすることができます!!
元旦からハードなネタでした。 m(_^_)m
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