ヒマラヤから取り寄せた岩塩を組み合わせて、料理に合った塩が供される。その様子を僕らは白ワインとパンを口にしながら眺めている。
アミューズと、エビの入ったシーザーサラダ。そしてメインディッシュを一皿ずつ。上が彼氏の皿で、下が僕のサーモンのグリル。お昼ご飯がまだお腹に残っているので、料理は少しだけ頼んで、ワイングラスを傾けながらおしゃべりに興じた。
「デザートはいかが?」というおすすめは、二人とも満腹だったので断り、レストランをあとにした。アナンタラ・プーケット・ヴィラの敷地内はぽつぽつと点されたランプの炎の他は闇に包まれていて、僕たちは体内のアルコールが廻ってしまい、陽気に笑いながらヴィラに戻った。
ヴィラのドアを開けると、ダーンダウンが済まされていた。
そしてドア脇の棚の上に、立派にデコレーションされたバースデーケーキが置かれていた。「やばい、めちゃめちゃうれしい!!」ホテルからの粋なプレゼントに、僕は感動してしまった。彼氏の手を借りてローソクを立てて、ハッピーバースデーの歌を歌ってからおいしくいただいた。チョコレートが濃厚で、添えられたイチゴの酸味とよく調和しておいしかった。
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