マーライオンと言えば (タイ・シンガポール旅行記)

マリーナ・ベイ・サンズを出て、僕たちはまるで入り江のようなカラン川河口に架かる橋を渡った。対岸には、一度ステイを検討したフラートンホテルがそびえている。こういう石造りの新古典主義の建築物は、高層ビルとは別種の重厚な威厳を身にまとっていて、「聳えている」という表現がよく似合うと思う。


フラートンホテルの足元に、アレがいる!!!


僕らはラッフルズ・アベニューを経由して、少し遠回りしながらマーライオンまで歩いて行った。彼氏によると「世界三大がっかりの一つ(他の二つはなんだか分からないのだそうだが)」だという。しかも「ちっちゃな仔も忘れないで!」と彼氏は言う。シンガポール川に架かる橋を渡って近づいて行くと、確かに「ちっちゃい仔」もいた。しかも背中合わせに!ちっちゃい仔の方が、はにかんでいるみたいで、ちょっと可愛いぞ!




観光客たちが群がるマーライオンとご対面。
まあ確かに、しょうもないと言っちゃしょうもないランドマークなのだが、ニューヨークのタイムズスクエアに立って「ここが世界の真ん中だ!」と感じるのと似たようなもので、ここもまた世界の中心の一つなんだろう。

穏やかな週末の朝。西の方からは黒雲が迫ってきていたけれど、生暖かい風と肌を刺す強い日差しに身をゆだねて、たくさんの人たちが寛いでいる。僕たちは人混みを抜け、チャイナタウンの方角に向けて歩き出した。

0 件のコメント:

コメントを投稿