僕の暮らしている家は軽量鉄骨の家だ。
1階と2階の無線LAN接続は、かなり不安定で、ときどき切れてしまう。
ベストなネット環境構築と言えば、LANケーブルを引き回すことだ。
ネットでLANケーブル敷設工事について調べていて、費用を含めていろいろと妄想していたんだが、今週半ば天井裏を覗いてみて絶望した。
「あかん、人間が入り込めるスペースじゃない……」。
LANケーブルを敷設するには、床を剥がさないとダメそうだ。
この時点でLANケーブル敷設の構想は破綻。
光ファイバーは2階に導入するつもり。
理由は、1階と2階にあるTVの、同軸ケーブルの分波器があるため。
光ファイバーを1階に導入すると、フレッツテレビの同軸ケーブルを屋外に引き回さなければならなくなり大事になる。
1階のネット接続は無線LANとなるわけだが、2階から電波を照射するとapple tvなどの映像の途切れが発生したりするだろうなあという懸念が出てきた。無線LANは上から下へという電波の飛ばし方は難しい。ホテルなんかで目にするように天井に機材をつけたり、アンテナの向きを変えられる機材が必要になる。
だけど、屋根裏を覗いて感じたのは、あの鉄骨と鉄板の間をどれだけ上手く電波が抜けてくれるか分からないなぁと。
で、一か八かの賭で、PLCアダプターという機材を買ってみた。
コンセントに接続して、電力線を使って有線LANのようにパケットを流す技術だ。
ヨドバシカメラみたいな量販店でも見かけることがほとんどない機材で、以前、有楽町のビックカメラで実物を見たことがある。
導入条件はなかなか厳しくて、成功確率50%らしいんだが、うまくいった。
ブレーカーの配列や、宅内の電線がどんな風に敷設されているかによって左右される。
速度は測っていないけれど、体感では早くなっているし、安定してる。
導入して良かった。
ウチのような軽量鉄骨の家や、コンクリートの家、1階から2階、3階へ無線LANの電波が届かないような家には、PLCアダプターで各階にパケットを流し、そこから無線LANに接続すれば快適なネット環境が手に入るかもしれない。
分電盤の構成によっては通信できないケースが出てくるので、導入にあたっては情報収集して、十分な検討が必要だと思う。
ウチが導入したのは、TRENDnet社製のもの。
これに無線LANルータを接続して1階にもパケットを流す。
IO-DATA社だと、繋がらない場合の返金制度があるそうだから、こちらの方が導入のハードルは低いだろうと思う。
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