晴れ。
おかげさまで平熱に戻りました!ヽ(^-^)ノ
ちとフラフラするのは仕方ないとして、明日はちゃんと出社できそうです。最初はくしゃみと鼻水が出たけれど、症状のほとんどは熱と関節痛だけでした。まったくなにに感染したんだか(汗)。
"厳選!ボーイズラブコミックの詰め合わせ。ややオトナ向け"を読破しました。この高ぶり報告せずにはいられない(苦笑)、ってなわけで、つれづれにレビューします。いちおうゲイっすから、やおい女性の視点とは違ったレビューになるかもしれない。そういうギャップを楽しむのもいいんじゃないでしょうか?
チェックポイントは絵柄、ストーリー性、エロ度の3ポイント。
基準は★5を最高とする位でいいかな?
んじゃー1発目。新田祐克(にったゆうか) 『春を抱いていた』
恋……じゃなくて濃い、なんちゅう濃さじゃー!
コ マ割から立ち上る濃厚な男臭さと、主人公二人のバカっぷるぶりに頭がクラクラしそうな勢いだ!AV男優あがりの主人公二人(岩城京介(右)1970年新潟 出身。香藤洋二 (左)1975年千葉県出身)が、ゲイ映画(ドラマ)を切っ掛けにカップルになっちゃって、ついでに業界にのし上がっていくストーリー。二人のキャラデザ インがまるで歌舞伎町ホストであることに疑問がないわけではないが、「 発表! あなたが選ぶホモミシュラン・オブ・ザ・イヤー」の上位ランキング常連である理由も分かった。追って説明しよう。
1.絵柄
イイ!ヽ(^-^)ノ 作家は相当実力があります。
ゲイマンガにありがちな無理なデフォルメがなく、岩城と香藤のボディラインは適度に筋肉質にデザインされているところがポイント高い。少年マンガでも省かれるビーチクの描写もバッチリされています。ってか、それが性器である以上省くわけにはいかないんですけどね。
またキャラクターの顔立ちですが、やっぱり濃い目ですね。ゲイ雑誌にありがちな体育会系の濃さじゃないんですが、なんてか歌舞伎町でギラついているお兄さん達の顔立ち。苦手な人にはちとつらいものと思われ。
2.ストーリー
現在10巻まで発売されているため、どこから説明に手をつけて良いのか分からないが、長期連載になっている理由は絵柄やエロ度よりも、ストーリーがしっかりしていることに他ならない。簡単に整理すると流れはこんな感じかな。
1.ライバルとして出会う
2.香藤→岩城ラブラブ 岩城一線を越えられずに悩む
3.香藤←→岩城ラブラブ 岩城が一線を越えてLove*2
4.家族を巻き込んで揉めるが、蟠りを乗り越えて絆深まる
5.岩城に横恋慕するキャラクターが出現。岩城の鈍感さに香藤イライラ。
6.横恋慕キャラを排除。仲直り。
7.時代劇映画競演(泣ける幕末もの)でロケ進行中。
ストーリー的には主人公達が役者魂に目覚めてしまってシリアス路線に突入。作者も当初想定していなかった状況に進んでしまっているのではないかと思われマス。
一読した感想は「マジ、香藤クンかわいすぎ」(笑)。"年下攻め一途で少しおバカで天然系の恋人です"っていったら、そりゃめちゃめちゃおいしいキャラでしょう?実際ストーリーを引っ張っているのは香藤ですし、岩城は引きずられキャラです。
愛 情表現過多な香藤に比べて、岩城は控えめ。このカップルも時々揉めてますけれど、愛情表現のバランスが悪いと、片方は不安になるんですよね。でもって、愛 されちゃってる方はつけあがってゆきますし……(苦笑)。巻数が進むにしたがって岩城もちゃんと愛情を伝えるようになりますし、まぁ、安定してきたという か、読んでいる方も安心というか。
3.エロ度
エロイ!(笑) 未成年の婦女子に読ませていていいのか!と立ち上がりたくなるほど、しっかりエロイです。ちゃんとエンタテインメントとしてエロイです(ちなみに10日も毎日やっていたら足腰立たなくなります。実際)。
4.まとめ
「ユリスモールへ さいごに……
これがぼくの愛
これがぼくの心臓の音
きみにはわかっているはず」
という遺書を残し、死して主人公に無償の愛を捧げるに至った"トーマの心臓"あたりの重苦しさは現代BLにない。
その代わりに、ライバルであり、支え合う仲であり、一緒に暮らし、共に試練を乗り越えてゆく理想のカップル像がそこにはある。僕は現代BLの方が好きだな。それが男女、男男、女女どの組み合わせであろうとも。
BL大河ドラマ。バカっぷるふたりの行く末を楽しみたい人には◎の作品。
個人的には香藤クンに今後もがんばって欲しいですね。
絵柄 :★★★☆☆
ストーリー:★★★★☆
エロ度 :★★★★★
(あくまで個人的主観に基づく★の数です)
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