4泊5日で九州を旅してきました。
その留守の間、森永卓郎が、橋下徹大阪市長にフルボッコにされたらしいですね。
橋下徹のやっている事はファシズムか?と言われたら、ちょっと回答が難しい。実際のところ橋下徹の敵は「大阪市教委は式典での国歌斉唱にピアノ伴奏を強制しており、それに悩む音楽教師が多い。そんな中で 条例が成立すれば、教師たちは恐怖に怯え、さらに精神的な圧迫が強まることになる」なんてほざいているキチガイ教員とサヨクが相手。遠い関東から眺めていれば、この話、悪党と悪童の力比べに過ぎない。悪質なキチガイ教員とサヨク相手に情理を尽くした説得なんて無意味なことは誰でも知っているだろう。優等生じゃ教育現場からサヨクを排除出来なかったのが戦後70年余の歴史なんだからさ。
でも……
あれれ??
キチガイ音楽教師が、君が代の伴奏で発狂するというならば、あらかじめ録音済の伴奏を流せばいいだけなんじゃないか??子供らにとって、キチガイ教師が政治運動を繰り広げて、卒業式を台無しにされるなんて迷惑以外何者でもないだろう。
森永卓郎がさ、「誰かが常にきちんと批判していかないと、本当のファシズムにつながりかねない」なんて突っ張る必要はないんだよ。日本の歴史では、悪は必ず滅びることになっているのだから。今はただ、碌でもない悪党どもを、少しましな悪童が潰しにかかっている騒動を、少し離れた場所から眺めていれば良いだけだろうさ。
森永卓郎は「反橋下」を貫くつもりだそうだ。橋下の政策がどれだけ良いものでも「反橋下」。なんだか社民のみずぽと同レベルのような気がする。反対することに自分のレゾンデートルを見出しているということでしょう!?
> 私が、何が怖いのかというと、橋下市長の政治手法と、それへ
>の国民の熱狂的支持だ。橋下市長の言うとおり暴力的にやらないと
>改革ができないというのは、ある程度事実だ。私も田中康夫氏が長
>野県知事だったときに、長野県の特別職報酬決定審議会の会長とい
>うのをやって、結局、猛烈に抵抗されて、報酬引き下げができなか
>った苦い経験がある。だから、難しいのは分かっていて、あえて言
>う。暴力と法律違反は、やはりいけないのだ。
>
> 橋下市長の言っていることは、8割方正しい。だが、正しいから
>こそ危険なのだ。ファシズムは大抵の場合、正しいところから始ま
>るのであり、民衆の熱狂が育てていく。ファシズムを防止できるの
>は、多様な意見の存在だ。橋下市長の一番怖いところは、それを認
>めないことだ。いまや評論家のなかで橋下批判をする人はほとんど
>いなくなってしまった。当然だ。批判をすれば、市長本人から攻撃
>を受けるだけでなく、熱狂している8割の国民の反感も買う。よい
>ことなど何もないのだ。
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「橋下旋風に潜むリスク」 - 森永卓郎
2012年01月11日 14:34
■森永卓郎の戦争と平和講座 第50回
私がコメンテータとして出演している朝日放送の「キャスト」というニュース番組に、昨年12月28日、橋下徹大阪市長が中継で出演した。
関西圏のローカル番組なのだが、直後にユーチューブに映像がいくつもアップされたり、2ちゃんねるで採り上げられたりと、ネットの世界ではずいぶん話題になったので、ご存じの方も多いと思う。
「森永卓郎、橋下市長にフルボッコされる」、「この不勉強!森永手も足も出ず」、「笑ってごまかすしかない森永」などなど、そのほとんどが私の不勉強を非難し、橋下市長を絶賛する内容だった。
何があったのかを、簡単に書いておこう。最初に、大阪市役所の解体に賛成か反対かを、コメンテータ全員がフリップに書いた。私は×を書いた。×を書いたのは、私の他に同志社大学の浜矩子教授一人だけだった。
私は、×をつけた理由として、「橋下市長の政策自体は、正しいことが多いが、暴力的な政策の進め方には疑問がある。例えば、労働組合の事務所を役所から追い出すというのは、労働者の団結権や団体交渉権を認めた憲法に違反するのではないか。また、民営化推進というけれど、例えば市営バスはお年寄りの足になっているので、民営化で路線が斬り捨てられる可能性もある」という発言をした。
これに橋下市長が噛みついてきた。「森永さんは、現場の実態がまったく分かっていない。労働組合の活動だけしているのであれば、出て行けとは言いません。彼らは、仕事ではなく政治活動をしていたんです。そんなことをするのであれば、出て行くべきです。バス路線に関しても、福祉として残す必要があるということになれば残します。ただ、一体大阪市営バスにいくら補助金が注ぎ込まれていると思っているんですか」。
私は、「大阪市営地下鉄から数十億円、大阪市役所から数十億円くらいではないですか」と答えた。両者から補助金を入れているというのは、何かで読んだが、具体的な数字までは頭に残っていなかった。
そこで橋下市長がたたみかけてきた。「そんな数字じゃありません。数百億円ですよ。それを何とかしなくちゃいけないんです。改革のためには、暴力的にやらないといけないこともあるんです」。
私は、橋下市長から暴力的にやるんだという言葉を引き出せたので、それで十分だと思った。しかし、橋下市長はさらにたたみかけてきた。
「現場のことを分かってなくてコメントしてたら駄目なんです。森永さん、大阪の副市長のポストを用意しますから、自分でやってみてくださいよ」。
血の気の多い若い頃だったら、確実に「やってやろうじゃないか」と受けていたと思う。危うく橋下市長の部下になるところだった。
テレビやネットを見た人たちは、大いに盛り上がっていた。橋下市長が勉強不足のモリタクを木っ端みじんに打ち破ったのが痛快だというのが、大部分の論調だった。
テレビには時間の制約があるので、放送中は攻撃の対象にはならなかったが、放送終了後、橋下市長の攻撃の矛先は浜矩子教授に向かった。市長は、ツイッターで浜教授を徹底的に批判したのだ。ちなみに浜教授は、橋下市長のことを「サッチャー」と評していた。
私が、何が怖いのかというと、橋下市長の政治手法と、それへの国民の熱狂的支持だ。橋下市長の言うとおり暴力的にやらないと改革ができないというのは、ある程度事実だ。私も田中康夫氏が長野県知事だったときに、長野県の特別職報酬決定審議会の会長というのをやって、結局、猛烈に抵抗されて、報酬引き下げができなかった苦い経験がある。だから、難しいのは分かっていて、あえて言う。暴力と法律違反は、やはりいけないのだ。
橋下市長の言っていることは、8割方正しい。だが、正しいからこそ危険なのだ。ファシズムは大抵の場合、正しいところから始まるのであり、民衆の熱狂が育てていく。ファシズムを防止できるのは、多様な意見の存在だ。橋下市長の一番怖いところは、それを認めないことだ。いまや評論家のなかで橋下批判をする人はほとんどいなくなってしまった。当然だ。批判をすれば、市長本人から攻撃を受けるだけでなく、熱狂している8割の国民の反感も買う。よいことなど何もないのだ。
実は橋下市長にひれ伏したのは、コメンテータだけではない。橋下市長が表敬訪問した政治家たちは、どの党も大歓迎をした。選挙直前まで、あれだけ批判していたのに、橋下氏が大阪維新の会の国政進出をちらつかせただけで、完全に屈服してしまったのだ。大阪府内の大阪市以外の市長も軒並み大阪都構想賛成に回った。そして、驚くべきは大阪市の労組だ。橋下市長の退去勧告に対して、最敬礼で一切抵抗しなかったのだ。
橋下市長は、今の日本には独裁が必要だという。確かに独裁の方が改革は進みやすい。しかし、それは、独裁者が政策を誤ったときに誰も止められないという危険と背中合わせだ。橋下市長は、大阪府知事時代に「君が代斉唱時に起立しない教職員を辞めさせる」と発言した。また政治家になってからは封印しているが、かつては、徴兵制度の復活や核兵器保有を肯定する発言もしていた。
誰かが常にきちんと批判していかないと、本当のファシズムにつながりかねない。だから、私は橋下市長に「バカコメンテータ」と呼ばれようとも、ずっと「反橋下」で行くことに決めた。
http://blogos.com/article/28897/
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