浦沢直樹 PLUTO

晴れ→曇り→雨。15.3℃/9.2℃/61%/847day

明け方のウォーキングに出た頃は春めいていた陽気が、午後一変して雨混じりの風が吹き付ける晩になった。春先の天気は良くわかんね。
ウォーキングコースは桜通りを含む約4km。ちらほらと開花する様子を見ていると、同じ染井吉野なのに花だけ咲くもの、花と葉が両方あるもの、花は少なく葉っぱの方が多いものと、樹によってだいぶちがうんだなぁという事がわかる。来週はお花見真っ盛りでしょう。

さて、噂は聞いていましたが未読だった浦沢直樹×手塚治虫 "PLUTO"を読みました。すごかった。あのあっけらかんした手塚治虫の鉄腕アトムが、浦沢直樹の手にかかると"リドリー・スコット""ブレードランナー"で描き出したジメジメと雨の降り続けるサイバーパンクな世界に変貌するのだから。キャラクター造形も手塚っぽくなくて浦沢キャラクターなのがいい。

念のために手塚の原作にあたってみたけれど、僕は"PLUTO"の重厚なストーリー展開の方が断然好みだ。ここであらすじは言いません。言えません。"羊たちの沈黙"、"ブレードランナー"、"攻殻機動隊"が好きな人だったら絶対にはまる。この3つを掛け合わせたら"PLUTO"になるんだろう。たぶんこれは奇才の手による傑作だと思う。読まないと損するぞ!

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