ズル休み

晴れ。19.3℃/10.2℃/42%/977day

三日ほど前、僕の中で「ガリッ」とイヤな音がした。
「あ~あ、また米びつの底をかすったか」と嫌な予感がよぎった。
昨日になって来社した広告代理店営業に「オレまじでやばいっすよ。ただいまやる気直滑降で落下中ですもん」「モチベーションが落ちる時期ってありますよね」とか世間話をして送り出していた。

僕の中には感情を溜めておく米びつみたいなものがあって、喜怒哀楽、好意、忍耐すべての感情の元になるエネルギーがそこに納められている。コイツが定期的にからっぽになるんですよ。四半期に一度とか。その時期は感情レベルゲージ0。もうどうにもなりません(笑)。いっさいの活動が止まってしまう。とても不便だ。

で、今朝。
5:30に家を出て、朝焼けの中を歩き出した。
ぐいぐい歩いている時は頭の中は真っ白。なにも考えずひたすら前進していたよ。4kmウォーキングして自宅の前に戻ってきたとき、西の空にプラチナを溶かし込んだような月が輝いているのを見た。唐突に冷たくて、とてつもない静寂がおりてきた。感情レベルゲージ0。その時「今日は会社をズル休みしよう」と決めた。

ここ数日、槇原敬之の"ズル休み"を聴いていたせいもあるのかもしれない。
とにかく会社に勤怠連絡を入れた後、午前中は陽光がたっぷりと注がれる寝室でぼーっとしていた。少し掃除をしたあと、ベッドで丸くなって過ごした。立ち上がる元気を失ってましたね。

午後、ジムへ行った。
感情の起伏がまったくない状態でダラダラと筋トレとランニング。
マシントレーニングの後、8kmほど走った。

フィットネスクラブには必ず一人ジャニ系のスタッフがいるもんです。うちのクラブにもいます。少し前の二丁目店子系な顔立ちの23歳なんですが、細身のくせにものすごく重いフリーウェイトを持ち上げていたりとなかなか侮れない。(笑)

今 日は90分ほどのトレーニングであがりました。フィットネスクラブのロッカールームは、老若とわず裸の男たちがウロウロしてます。まして僕はゲイですから、風俗嬢と泌尿器科の医者を除けば、男の裸なんてさんざん見てきたし、さんざん晒してきた人種なわけで、羞恥心なんてとっくに吹っ飛んでます。多少のことでは「はーん。まぁそんなもんか?」程度しか驚きゃしません。

シャワールームの入り口にある荷物入れにタオルと替えのパンツを置いて、冷水でほてった身体の熱を拭い汗を流した。すっきりして引き戸を開けると、真っ正面にジャニ系スタッフがいたんですよ。「うわ、オレまっぱじゃん!」とちょっと動揺(笑)。
しかも彼は荷物入れ近くにあるマッサージチェアにのっているオヤジとおしゃべりしている。背を向けているとはいえ、彼と1mほどの近さで身体を拭いて、着替えなきゃならないわけで……めちゃ恥ずかしかった。ついパンツを前後ろ逆ではいちまったよ(あとでこそっと直しましたけど)。 (^ω^;)

その後もパンツ一枚でドライヤーを使っている時も、彼が後ろでウロウロしているので、鏡越しに目が合っちゃうし。お客同士の裸はお互い全然気にならないが、スタッフに見られるとめちゃ恥ずかしいんだよなー。

ということで、今日最初にわいてきた感情は"羞恥心"だったのです。

明日は元気に出勤しよう!

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