恋を"熱病"と呼ぶことができるほど、若くはないんですけれど(苦笑)。
恋している間は、身の回りのなにもかもが、すてきな事柄のように思えてくる。新宿の雑踏の中で、300m先から歩いてくる彼の姿を見つけることができる。HMVのだだっ広いフロアのどこで待ち合わせていても、彼の場所 だけスポットライトが当たっているように輝いて見える。そんな感情ではなかろうか。
いまの僕には、そんな気持ちに任せて突っ走ることはもうないと思うんだけれどね。
日下孝秋 『熱病』
二つのストーリーから構成されています。美形ホストとレストランバーのギャルソンカップル。もう一つは大学生モデルとシルバーアクセサリーデザイナーのお話。前者は"誘いウケ"ってヤツで、後者は「強気年下攻め」ってヤツですか??
最初のエピソードは、圧倒的に魅力的なウケにガンガン迫られて、タチがとまどう。後者はデザイナー側に過去のトラウマがあって、強気な年下に迫られて、とまどいながらも徐々に相手を受け入れてゆく……みたいな。BL本には典型的なパターンのような気がします。「なぜ僕(オレ)なの?」ってテーマなんでしょうけれど。
恋愛中って、いろいろと「仕掛け」たりしません?
アニバーサリー作ったり、サプライズを用意したり。僕はそういう仕掛けを作るのが大好きなので、恋愛中はいろいろと忙しい(笑)。もともと本番よりも、遠足の準備をしている方が楽しいタイプなんだよ!
そういえば、外でデートするのはちょっと苦手っていうタイプの男の「おまえ、乙女系か?」発言にキレたり。(苦笑) あん時は、コーヒー飲みながらお互いチクチクイヤミを言い合っていたところからエスカレートしていって……あはは。
1.絵柄
あっさりとしてますが、とても魅力的な絵柄です。
BL小説の挿絵も手がけているみたいですね。最近のBL小説を手に取ることがありませんので、事情はよくわかんないんですけど。
2.ストーリー
もう、なんというか。ホストくん話が甘甘でクラクラしますけれど。
僕は、恋愛は二人で寄り添っていれば十分っていうよりは、お互いに仕掛けあうほうが楽しいって云うポリシー。かわいいよりも"たくらんでる彼氏"の方が数倍タイプですから、ホストくん話の方が好きですね。
3.エロ度
積極的ですけれど、それほど激しいというわけではなく。
表紙の絵柄同様、あっさりめです。
4.まとめ
"誘いウケ"が好きな人にはよいと思う。
なんていうか、いわゆる「恋愛マンガ」ってヤツじゃないでしょうか。
絵柄 :★★★★☆
ストーリー:★★★☆☆
エロ度 :★☆☆☆☆
(あくまで個人的主観に基づく★の数です)
0 件のコメント:
コメントを投稿