フランス旅行記(2015年) エピローグ

パリ滞在最終日の朝は、まだ夜が明けきらないうちから動き出す。
旅行鞄に最後の荷物を詰め、二人で指さし確認しながら部屋を出る。
ドアを開く前にフランス、楽しかったよね。と軽くキスをする。

凱旋門近くからシャルルドゴール空港へむかうバスが出ている。
セシリアホテルをチェックアウトしようとしたら、バスのチケットを売っているよと言われ、フロントで2枚のチケットを買い、僕らはマック=マオン通りを歩き始めた。
まだ周囲は夜明け直後で薄暗く、歩いている人はほとんどいない。
バス停はすぐに見つかった。

凱旋門からの乗客は数人。途中のヒルトンでふたたびお客を拾い、バスの中が半分埋まったところで一気に空港を目指した。

彼氏にサポートされながらルフトハンザでチェックインを済ませ、地下のフードコートでサンドイッチを食べたのがパリ最後の朝食。あとはフランクフルトへ向かう小型機が到着するまで、僕らはボーディングゲート手前のソファでグタグタとしゃべっていた。



フランクフルトでは乗り継ぎに時間があった。
ここで彼氏とは搭乗便が別となるのでお別れ。
ボーディングゲートの先には777が駐機していて、あとはこれに乗るだけだ。


出発まで余裕があるので、目に入った寿司屋のカウンターに座って、ビールと寿司を頼んだ。ドイツはちゃんと線の所までお酒を注いでくれるから安心だ(写真は一口飲んじゃったあとのもの)。寿司の方は……注文の仕方がめちゃくちゃで、しかも酢飯じゃない寿司が出てきて苦笑したが、海外じゃこんなもんだろう。ちなみに帰国してから5000円近い請求が付いていて苦笑した。




フランクフルトで寿司食うくらいだったら、日本までがまんして食べた方が良いと思うぞ。海外ならではの微妙さを試したいならともかくも。

握りを食べ、ビールをウマウマと飲んでいると、隣席のアメリカ人がしゃべりかけてくる。そのアメリカ人としゃべっているうちに「写真を撮ってやる」と言われ、寿司バーで撮影しているところに彼氏が現れる。彼氏とはちょっとだけ話しただけで、今回は彼の方が先に出発なので、見送って、僕もボーディングゲートへ戻ると777がいなかった……。

機材交換のため代替機が来るまでさらに90分待つ。免税店を冷やかすことも、ソファに座って待つことにもいい加減倦んだ頃、アナウンスがある。バスに乗り込み滑走路端っこまで運ばれたあと、やっと機上の人になった。今回は最後まで色々とあったな。

欧州旅行は……もうちょっと円高になったら再訪したい。
今度はポルトガルとか、北欧とかで移動減らして彼氏とのんびりと過ごしたいな、と。



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