BL漫画レビュー:桜井レイコ『夢ごこちも恋のうち』

まあ、アレですわ。職業BLシリーズ。

会社員の加納は疲れから電車で立ったまま居眠りし、隣りにいた越智の足の上に鞄を落としてしまう。ハッとして謝る加納を快く許した越智は、彼が働いているというマッサージ店の割引券をくれる。悪いことをした…と、後日店を訪れた加納が越智の施術にうっとりしていると、手が際どいところに触れ、別の意味でも気持ちよくなってしまう。誤魔化しきれずあっさりバレて焦る加納をよそに、越智は平然とそこに手を伸ばしてきて――!?

自分も長年のデスクワークに身体が悲鳴を上げていまして、時々マッサージ屋さんのお世話になります。「お客さん、骨盤がずれてますね!!」って出産後の妊婦じゃあるまいし、でも矯正してもらうと身体が軽くなる。

そういうマッサージ師とリーマンの物語なわけですが、絵柄はオールドファッション。今風のスタイリッシュ???というのかよく分からないが、例えば中村明日美子「空と原」系ではない。あえて言うなら不破慎理系。僕は好きです。最近のBLって、女の子っぽい中性的どころか「おまえ、人間か?」みたいな、抽象化が進んじゃってる作品が割とある。それも時代の趨勢なんだろうけれど、腐男子的にはオイシクナイ。

無駄にマッチョなイケメンマッサージ師…いねーよ、こんなヤツ。
でも、実際いたら通っちゃうかも。

マッサージって相手との距離を詰めるのに重要アイテム。
僕らも腰や肩をギュッと押し合ってヒーヒー叫くのがお楽しみになっている。

絵柄 :★★★☆☆
ストーリー:★★☆☆☆
エロ度 :★★★☆☆
(あくまで個人的主観に基づく★の数です)

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