when you say you love me

晴れ。桜が満開だねぇ~。

退社して東京駅に向かう途中で一枚パシャッと撮りました。夜景がきれいっしょ?ってこれだけじゃ能がないので、しばらくショーウィンドーを撮ってゆくというテーマでも設定してみようかと思います。これがなかなかきれいなんだよ。

今日は朝から何本も打ち合わせが入って、いったい何の仕事したのか?みたいな気分。これから大型の仕事が始まるので、また深夜の愚痴が増えてくるのかもしれない。シャウト!愚痴とため息は正直格好良くないが、誰かの悪口をたれるよりは少しはましかな?とか思ったりもする。
愚痴垂れの格好悪さの対局には、もちろんかっこいい男がいるわけで。
僕は時々"いい女よりもいい男の数は少ない"というblogを訪ねてゆく。
http://hotcoffee.blog.ocn.ne.jp/iiotoko/

20代後半の頃、僕も同じようなことを考えていたなぁと思う。
残念ながら僕はいい男にはなり損ねたが、蛙の子は蛙だし、鳶が鷹を生むわけでもなし。その憧れに近づこうとするほど自分を見失ったような気がする。

そ れから時間が流れて、もちろん自分が理想とする姿からかけ離れているけれど、その分少しは見通しが良くなったかな。話し手になるよりは、聞き手に回るよう になった。いい男ってどんなものか多少わかるようになった(もっとも本当にいい男と直面した時は"まいりました"って降参しちゃうが)。これってまとめて "老化"なのかもしれないが(汗)。

つーことで、ここのオーナーさんが"いい男達成"される日を楽しみに待たせてもらうことにします。あーこんな事を書いていたらちょっと服でも買って、遊びに出たくなっちゃったじゃないか。(苦笑)

おまけ:
尻馬に乗るつもりはないが、今朝の春秋のコラムは言い得て妙。

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日本経済新聞 春秋(4/7)から

ルネサンスの巨匠ミケランジェロの作品にブルータスの胸像がある。「ブルータス、お前もか」で知られるカエサルを暗殺した男。フィレンツェの美術館にある像の意志の強そうな精悍(せいかん)な面構えに、暗殺者への作者の深い思い入れを見た。

▼ 巨匠は彼を英雄として刻んだ。そこには自身の政治的体験が投影する。都市国家フィレンツェの支配者だったメディチ家を追放する市民の革命が起きた際、彼も かつてのパトロンに弓を引きメディチ軍に対抗する防衛司令官を務めた。独裁者を倒し古代ローマの共和制を守ろうとした男に感情移入して不思議はない。

▼ だが、巨匠の見方がすべてではない。領土が急拡大した当時のローマの統治は元老院の手に余るようになっていて、カエサルこそ帝政移行という時代の要請を先 取りした先駆者であった。ブルータスは歴史の潮流を読み損ねた。そんな見方もある。2000年あまり前の暗殺事件でも、後世の評価はなかなか収束しない。

▼ 同じ歴史的事実も見る者の目に応じて様々な像を結ぶ。歴史認識とはそういうものではないか。日本の教科書検定をめぐって近隣から「憂慮」や「憤慨」が伝え られた。逆説的に言えば、誤った歴史認識があるとすれば普遍的な唯一の正しい歴史認識があり得るという考え自体ではないか。そこに気づいてほしい。

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