「死ぬときぐらい好きにさせてよ」
人は必ず死ぬというのに。
長生きを叶える技術ばかりが進歩して
なんとまあ死ににくい時代になったことでしょう。
死を疎むことなく、死を焦ることもなく。
ひとつひとつの欲を手放して、
身じまいをしていきたいと思うのです。
人は死ねば宇宙の塵芥。せめて美しく輝く塵になりたい。
それが、私の最後の欲なのです。
いや~秀逸なキャッチコピーと、力強い企画だなあ。
時期的にも一休禅師の「正月や冥途の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし」に通じるものがある。
2016年はのっけから混沌とした激動の一年であることを、皆が薄々感づいてる。
隣国の経済崩壊、核実験(らしいよね)、中東ではスンニ派とシーア派の対立が泥沼化して、サウジアラビア軍機がイラン大使館を空爆したというニュースが飛び込んでくる。
なんというか、永遠の命や驚異的な長寿技術の探求よりも、世界中で死体がゴロゴロ転がっているのが普通になってしまうような日常が舞い戻ってくるのかもしれないね。
人の暮らしを眺めていると、生まれてくることも死ぬことも大仕事ではあるのだけれど、ある種それは生活空間のあちこちで日々発生していることであって、過度に飾り立てることでも、畏れることでもないのかもしれない。樹木希林さんのように、達観と諦念と、そしてちょっぴり寂しさを抱えながら人生の終わりを静かに迎えようとする強さは、彼女を美しく輝かせている。
オフィーリア……テート美術館で見たなあ。
明けましておめでとうございます。
返信削除初めて投稿させていただきます。ハワイ島の旅行記から辿ってお邪魔しています。
私は、ノンケですがそれ以外の思想心情に相通じるものを勝手に感じています。
体調いかがでしょうか?
またたまにお邪魔させて下さい。
> isodentさま
削除ご覧いただいてありがとうございます。
ノンケとゲイの違いが、関西弁と東北弁程度の違いの関係であれば良いのに、と僕は思ってます。
体調はおかげさまで回復傾向です。
でも、無理は禁物なので、しばらくおとなしく暮らすつもりです。