衝動的に「毒になるテクノロジー iDisorder」って本を買ってしまいました。
この手のテクノロジー依存症、テクノロジーに侵されて精神が病むぞ系の警告本は、定期的にアメリカで出版されます。なぜか日本人はこの手の分野に関心が薄いんだよなぁ。
まだ1/3くらいしか読んでいませんが、なかなか言い得て妙で。
デートの最中、レストランのテーブルにスマホを置いて、恋人とのおしゃべりよりもひっきりなしにスマホの画面を弄ってませんか?
そう言われてファミレスを見渡すと、確かにあちこちでそんな光景がありますね。
現代とは、メール、SNS、そしてTwitterのタイムラインを追っかけることに中毒になっているのが当たり前の時代なのかもしれません。
特にタイムライン中毒になると、スマホがあたかも新しく人間に加わった感覚器のような存在になってしまい、常にインプットされる情報を脳が処理しなければならなくなる錯覚に陥る……そういう現場を目撃しているような気がします。
僕もテクノストレスには悩まされています。
確か前世紀の最後の頃にもテクノストレスに関する本を読みました。当時はスマホ、SNS、Twitter…いずれもない時代でしたが、ネットサーフィン中毒と、E-mailのせいで24時間仕事から離れられなくなったビジネスシーンが警告されていましたっけ。
いまいまの僕は、ちょっと工夫を始めています。
1.iPhoneアプリ"Daily Deeds"を使って、一日2回習慣チェックをする。その中にネット利用時間の制限項目を入れました。ちゃんと守れたかどうか、一日2回チェックします。
2."Daily Deeds"の朝のチェックは通勤電車の中で行います。メールを送ったあとにチェックを行い、終えたらiPhoneはポケットの中へ。以前は2ch Viewerでニュース板をダラダラ見ていましたが、止めることができました。
3.iPhoneのカバーを蓋付きにしてあります。蓋を閉じると液晶が見えなくなるので、iPhoneの存在を忘れることができます。
4.メールは、auメールはプッシュで着信を受けますが、Gmailのチェックは手動にしてあります。朝・昼・晩の一日3回チェックに回数を減らしたので気がラクです。
5.Facebookには手を出していません。mixiは放置して、メールで通知を受けないようにしています。
"Daily Deeds"導入前は、通勤電車の中でTwitterや2chなどを惰性でダラダラ見ている癖が抜けませんでした。一種の依存症でしょう。でもまあ、非常時でもない限り、Twitterや2chで流れているのは自分にとってどうでもいい情報ですし、まして、2chで書き込みがあるたびに上がるスレッドを追いかけ続けることが自分にとってなんの意味があるのか……。そう考えたら、突き放して距離を置くことができるようになりました。「大切な情報を見逃すのが怖い」というのがテクノロジー中毒になる原因だそうですが、殆どの場合、自分にとって集中せねばならない「本当に大切な情報」ってそれほど多くないはず。あとはジャンクフードのように、なくても別に困らないものじゃないですか?断捨離しちゃっても、たぶん困ることはないと思います。
7月に乱視メガネを作るまでは、通勤電車でのスマホ利用が目と脳に負荷をかけ、一日悪影響が出ていました。それもあって、スマホ利用を減らしたことは良影響が出ました。各種デバイスが吐き出す情報に振り回されない習慣づけをするのは、僕にとっては良いことでした。
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