Live! France 8月20日(Part-1)

パリは晴れ→曇り→豪雨→晴れ 気温は18~20℃くらい。

さて、今日から美術館巡りです。
まずは7:30までぐっすり眠っていたのを、なんとか気力で起き出してシャワーを浴びて目覚ましからスタート。ここのホテルはお湯もたっぷり出ますしなかなか快適です。

こちらが昨日言っていたリフト→。
なんか棺桶みたいに見えますけれど、定員3名のいわゆるエレベーターです。でもね、扉は手で開ける仕様だし、身長168cmの僕から見ても天井が恐ろしく低い代物なので、リフトっていうフレーズの方がぴったりのような気がします。
フロント付近には壮年のオヤジがふたり。話しかけてみるとホテルのスタッフです。ったくスタッフなのか泊まり客なのかよく解りません。いままで米国系の"ホテル"にばかり泊まっていた経験からは、かなーり違和感があります。(笑)
コンチネンタルブレックファーストを軽くすませて出発準備を整えます。

日曜日のパリは人影もまばらです。
シャンゼリゼ通りもガラガラで、車のタイヤが石畳を叩く音、耳元をヒュンヒュンと掠める風の音、そしてマロニエの葉擦れの音しか聞こえてきません。ぽっかりと真空地帯にはまったような静かな時間を楽しみながら、オルセーに向かってシャンゼリゼ通りを下って行きました。

で、まずはコンコルド広場の"オベリスク"
青空をバックに直線からなる造形がとても美しい。

そのままさらに直進し、チュイルリー公園を突っ切りました。サッカーに興じる人たちや、噴水の周りで一休みしている人たち(なぜか東洋人の比率高し)を横目にさらに直進。


ルーブル美術館のピラミッドの手前で右折。
カルセール橋を渡ってオルセー美術館を目指します。
到着は10:00。
オルセーのエントランスはすでに長蛇の列でした。

入り口の先に広大な空間が広がっています。
さすが、もと駅舎だけあるなぁ。

専属の美術ガイドさんなしでオルセーを漂うのは無謀というもの。
まずは日本語音声ガイドを借ります。5e。
受付のおねーさんはとても親切でした。^^
あわせて日本語マップも手に入れました。

振り返ると例の巨大時計がかかっています。
オルセーで迷ったら大時計との位置関係をチェックすればOKでした。

とりあえず彫刻たちは無視して、絵画室に入って行きます。
実はたくさんの写真を撮ってあるんですけれど、全部並べているときりがないので、いくつかピックアップして並べてみました。

ミレーの晩鐘
実物もとっても暗いです。
なんでこんなに画面全体が暗いのだろうと、疑問に思いつつ。

ミレーの落ち穂拾い
有名ですねー。
農夫たちの身体の動きが柔らかです。

ここでいきなりガイドには紹介されていない"Eugene Boudin"が現れたわけです。5枚かかっています。日本人にはマイナーな画家さんかもしれませんが、僕は大好きです。彼の描く空と雲と、そして風が好きです。すごくくだらないかもしれませんが、絵に呼ばれたのかと思いました。そういうことってありませんか? (^^)

隣にはモネの"ひなげし"が飾ってありました。
赤い色彩が印象的。

この絵も好きです。
作家名は忘れました(笑)。
アメリカ生まれの人らしいですけれど。

ルノアールですね。
正直に言いますと、僕はルノアールが嫌いでした。日本国内で僕が見たルノアール作品から印象は「ロリっぽくて、気持ち悪い絵だ」に尽きました。彼の描く裸婦から伝わってくる印象は、本当に「気持ち悪い」で切り捨てていました。これって変だろうか?

でもこのダンスの絵はすてきですよね。


そして"Bal au Moulin de la Galette"からは暖かい音楽と、人いきれが伝わってくる。木漏れ日から降り注いでくる光の美しさが、ルノアールの目を通じて伝わってくる。ああ、すばらしい絵だと立ちすくみました。このルノアールだったら僕は好きだといえるんじゃないだろうかって。

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