イベントが終わったぜっ(1)

イベントが終わったので、いろいろと雑感など。

まだ耳の奥に会場のざわめきやMCが残っている感じがする。
ってこの文章を書きながら、"オペラ座の怪人"を流しているからだ。(苦笑)
挿入歌が美しいからBGM代わりに流している。

「女には向かない職業」のP.D.ジェイムズじゃないけれど「ゲイに向いている職業」っていうものは確実にあるような気がする。もちろん独断と偏見に満ちているけどね。いろいろあって僕はリーマンやっているけれど、イベント運営をやっていると自分は人のお世話をするのが好きなんだなぁと感じる。ゲイに向いているといわれる職業……キャビンアテンダント、ホテル、看護師、アパレル、流通、美容師 etc っていうのはなんとなく分かる気がする。

実際、僕はイベントを仕掛けることには大した興味はなくって、むしろ何百人というゲストを迎え入れて、気持ちよく楽しんでもらって、満足して帰っていただくためのロジスティックを組み立てたり、チームを編成して動かしたり、もちろん自分も動き回ってトラブルシューティングしたり……こういう事はかなり好きらしいんだな。

前日夜、21時過ぎに僕は品川某所に向かった。
すでに10人近いスタッフが会場設営のために動いている。音響技術スタッフ、映像技術スタッフ、イベント運営会社スタッフ、当日の会場ディレクタらーが打ち合わせやそれぞれの作業を行っている。「おはようございます。よろしくお願いします!」とあちこちに声をかけてまわる。「よろしくお願いします!」と四方から挨拶が飛んでくる。

目の前で徐々にくみあがってゆく会場、控え室、受付ロビーや納品された看板を見ながら、翌日の成功イメージを頭の中に描いてゆく。次々荷物が地下駐車場からあがってきて、山を作ってゆく。梱包解いて中身を確認し、所定の場所に積み上げてゆく。あと2時間以内に作業を完了しなければならないんだ。「あと1時間です!」「りょーかいです」と声を掛け合いながら仕事を進めてゆく。

こういうプレッシャーと時間に追われながら、みんなで力をあわせて準備を進めている時の一体感はとても心地よいもんだ。とにかく自分の持っている力を出して、足りないところは補い合い、"場"を作り上げてゆく。


日付も変わって、深夜タクシーで帰宅。
その運転手さんがエアポートリムジンのドライバー出身ということで、成田空港やエアラインクルーたちの裏話 を聞かせてもらった。車の中で寝ていこうと思っていたのに、あまりにおもしろい話ばかりだったのですっかり目が覚めたまま帰宅。そして2時間の仮眠で当日 を迎えたんだ。

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