またおすぎにダマされたっ!ヽ( ´Д`)ノ
ってことで、話題の"アビエイター"を見てきました。僕個人の感想は「これは失敗作ではなかろうか?」(笑)。
1930年代のアメリカというと、自分の中ではフィッツジェラルドの"華麗なるギャツビー"とイメージが重なる。スノッブを気取るギャツビーは僕にとってなかなか理解しがたい人物なのだが、ディカプリオの演じたハワード・ヒューズの人物像もかなりわかりにくかった。
こ れはディカプリオの演技力の問題と言うよりも、ハワード・ヒューズという天才&奇人がテーマになっている難しさと、監督のマーティン・スコセッシ の演出の問題ではないかと思う。天才はいきなり結論に達する。途中のプロセスはすっ飛ばしていきなり結論に達するから一般人にはわかりにくい。しかも自己 完結している場合が多い(苦笑)。
なので、スクリーンを見つめていた3時間の間、僕は主人公に感情移入できなかった。ずっと拒絶されているような気がしていた。
「すべての夢をつかんだ時、いったいなにが見えるのだろう」
けなすだけじゃ能がないので、見所も少し。
はっ きり言ってお金、掛かってます。ハワード・ヒューズの私邸のシーンなんかは、家具、調度品、カーテンに至るまでセンスの良い色遣いのものが揃えられてい る。作中では「趣味の悪いゲイが……」とあまりお気に召していないようだが、どうしてどうして。画面を通じてもその質感が伝わってくる。実物はきっとすば らしいものに違いない。
それから飛行機。主人公によってデザインされた飛行機は、どれも官能的なフォルムを身にまとっている。特にヒューズが事故を起こした偵察機の美しさときたら!きっとヒューズ本人の美意識が投影されていたデザインなのだろう。
最後に。
め ずらしくベッドシーンの出てこない作品でしたが、レオ様真っ裸シーンは出てくる。ちゃんとおしりにえくぼ出来ているし(笑) 不思議なもんで、ハリウッドスターというと筋骨たくましい肉体派をイメージするが、レオナルド・ディカプリオ31歳、肉体はいまだにお子ちゃま風。という かこのまま行っちゃうんでしょうかねぇ。。。。ずいぶん皺っぽくなったし、肌もざらついている感じ。これも寄る年波というのだろうか!?
やっぱり「ロミオ+ジュリエット」の頃が一番おいしい時期だったと思うな。
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