妻夫木聡×綾野剛の濃厚な濡れ場が一部で話題になっていた「怒り」。
公開二日目ですが、有楽町日劇まで出張ってまいりました。
入りは8割以上だったかな?
妻夫木聡×綾野剛のシーンですが、けっこうガチでしたね。
ゲイに嫌悪感のある人たちには耐えられない光景かもしれないなー。
妻夫木聡のお尻のえくぼまでバッチリ映っていて、おいしいなーと。
で、原作者と映画監督、そして観客に誤解して欲しくないなあと思うのは、ハッテン場で妻夫木聡が綾野剛の脚を無理やりこじ開けて抱くシーンがあるのだけど、これは現実にはほとんどありえないということ。
僕の知っている範囲では、ゲイの心は乙女だからね。
ああいうハッテン場ですら、選びたいし、選ばれたいのですよ。
妻夫木聡がガタイの良い半裸の男たちの中から、綾野剛にアプローチする。
リアルゲイの世界だと、綾野剛に断られたら、妻夫木聡は大人しく引き下がる。
だって、自分は相手を選んだけれど、相手からは選ばれなかったのだから、仕方ない。
酒で意識をなくしているとか、ドラッグでラリってるんでもなかったら、1対1でああいうレイプ紛いのことは発生しえない。
無理強いされたら相手を殴っちゃえばいいんだからね。
綾野剛のゲイ役は、なんか「嶋くん」って感じだったな。
映画の話に戻るけれど、原作を読んでいなくとも物語の中盤で犯人はわかる。
殺人の後、シャワーを浴びている犯人は肩周りの筋肉がすごい。
妻夫木聡に抱かれている綾野剛、宮崎あおいに抱きつかれている松山ケンイチ、どちらもあそこまで筋肉質ではないから、犯人は残る一人となるよな。
坂本龍一の音楽はそれほど印象的ではない。
だけど、二度目の「怒」が現れたときは、音楽と映像がシンクロして鳥肌だった。
麦茶を受け取る時、犯人の顔を映してしまっても良かったんじゃないかと思ったな。
沖縄問題が少し取り上げられているけれど、とってつけたような消化不良感がある。
米兵がいなければ、レイプもなかった……その通りだけれど、だったらデモをするのは米軍基地前じゃなくて、国会議事堂前か、首相官邸前でやるべきなんだろう。軍隊に痛みを訴えても効果はなくて、やはり訴えるなら政治に対してだろう……と思ったな。
劇場は腐女子、貴腐人率が高かったのは、やっぱり妻夫木聡×綾野剛目当てなんだろうな。
右も左も女性の二人連れ。
真ん中にゲイのおっさんという、シュールな光景。
綾野剛はやや女性っぽい雰囲気を醸し出していた。
個人的には妻夫木聡と松山ケンイチのガッツリ掘りあいとか見てみたかったなー。
映画だとどうしても原作の要素は欠落してしまう。
ゲイパートだけ切り出して、ミステリーBLとかで見てみたいな。
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