人工知能 AIはどこへ向かうんだろね

最近は週刊文春や新潮みたいな雑誌でさえ、人工知能AIという言葉が出てくるくらい。
10年後にはなくなる職業みたいなリストも出回っていて、仕事中の同僚とは「オレらはギリで逃げきりだな~」と駄弁ってます。コンサルって仕事はなくなるらしいですね。

清水玲子の「秘密 The Top Secret」のなかで、最初に泣かされる有名なページ。



(青木がんばれー!)
少女マンガの文法で、読者にたたみかけてくる清水玲子は卑怯だ!
こんなの泣いちゃうじゃないか!

ってシーンなわけだが、この作品ではMRIスキャナを使って死者の脳に残っている情報を映像化するというテーマを扱っている。死者(といっても生前の映像だが)の主観によって多少変化はしているという前提付きだが、そこに映っているものは他人が見ても理解できる内容、ということになっている。

で、最近のディープラーニングの「絵」は、まさに秘密の中ではMRIスキャナの映像にあたるものだけど、人間から見てかなり異質の「絵」になっている。もちろんそれは「中間生成物」にあたるもので、アウトプットの時に何らかの補正やフィルタがかかって、「元」に近いものに換えられるのかもしれないが(「秘密」だってそういう仕掛けかもしれない)。人工知能はそもそも人間とは異質であるという前提で突き進むのか、そうではないと考えるのかで、これからの展開は変わってゆくのだろうな。

今回の人工知能ブームは、シンギュラリティっていうバズワードが先行して百家争鳴状態だけど、僕自身はSkyNetみたいな人類の脅威はないんじゃないかなあと思う。記憶力と演算力(=思考力)が勝負の職業には確実に影響が出るとは思うが、それ以外は色々な事の「精度が上がる」位の影響ではないかなあと。

あと人工知能が活躍する分野の一つにEC・マーケティングがある。でも僕自身は、人工知能によって様々なノイズ(宣伝広告、デマなど)をスクリーニングできる方向を期待しているんだわ。Googleの都合で情報が並び替えられたりマスクされるのもイヤだし、広告屋が動画広告やらをバンバン挟み込んでくるのもイヤだ。そこのところを解消してくれる人工知能Proxyなんかはぜひ欲しい。

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