乃の風の朝食 北海道紀行2014(5)

旅先で朝早く目が覚めるのは悪い癖だと思う。
ひとり旅の時だったらいち早くチェックアウトし、次の目的地をめざして飛びだして行くところなのだけど。季節は秋、場所は北海道。アスファルトが凍結しているかもしれない山中は、そんな無謀に取りかかるのはバカのやること。湖に陽が差し始め、黒い塊の島影が色づいて行くまで、僕は寝たり起きたり、彼氏とコーヒー豆をひいたりして時間を過ごした。


朝風呂につかり、カラダのコリを解した後、朝食を摂りに向かう。乃の風ではビュフェスタイルと和朝食の選択ができるようだが、僕らは昨夜と同じ個室で和朝食を摂った。唸ったのはやっぱり米。朝食は「ふっくりんこ」だったが、これがまた美味い。昔のきらら397はそれほど美味いイメージはなかったけれど、今回は北海道の米にやられたって感じだった。











食事の後、湖畔を少し散策。鮮やかな防寒着を着た観光客や、どこかの体育会学生らが走っていたりと、朝方から湖の周りは賑やかだった。山の上にウインザーが聳えていて、景色は良いのだろうけれど湖畔散策にはちょっと不便かもしれない。ホテルの売店でお土産品を買い込んだ後、僕らはチェックアウトの準備に取りかかる。





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