だけど、JR東日本大人の休日倶楽部で吉永小百合が戸隠古道を歩く姿を放送したことがきっかけで、さらに有名になったのではないかと思う。あのCM以来、うちでも戸隠古道、戸隠古道と母親が煩かった。
戸隠古道は、戸隠神社奥社への参道のこと。
戸隠神社奥社入り口は、中社からクルマで3~5分走ったところにある。
参拝客用の無料駐車場はすぐに満車になるので、さっさと有料駐車場に駐めて奥社をめざした方が良い。
戸隠神社奥社まではゆっくり歩いておおよそ80分。
途中にある、朱く塗られたかわいらしい随神門まではほぼ平坦な道を40分(2km)歩く。
随神門の先から、戸隠古道が始まる。
樹齢400年を超す杉古木が立ち並ぶ道を無心で歩いていると、気持ちがすっと落ち着いてくる……はず。
僕らと言えば、戸隠古道に入ってからの急な坂道、石の階段で、足腰の弱くなった父親を引っ張り上げる事に必死で、清々しいどころではなかった。お年寄りやけが人にはつらい場所。バリアフリーからフリーダムな戸隠神社には、相応の覚悟で臨む必要があるようだ。
奥社には、九頭竜神社と戸隠神社奥社がある。
空を見上げると、伝説の元となった切り立った岩山がそびえている。
今回、足腰の弱った父親には奥社は無理じゃないかと思っていた。
随神門で引き返す事も考えていたが、なんとかクリア。
年配者の行動は、気力によってかなり左右されるということを知った。
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