FXの逆神は、やっぱりありえないな。

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最近、ブログの更新頻度ががっくりと落ちました。
なにをやっているのかというと……

1.アベノミクスに便乗して、為替相場を眺めている。
2.読書している。
3.元同僚らと飲んでいる。
4.彼氏とデートしている。
5.仕事もしてる。

こんな感じで日々が過ぎていきます。

読書と言えば、ドラッガーの"傍観者の時代"がかなり良い感じで進んでいたんですが、一時中断。話題の百田尚樹著 "海賊とよばれた男"を読み上げました。出光興産創始者の出光佐三氏がモデルで、なかなか、いろいろとしびれます。
主人公とそのメンターに当たる日田重太郎氏が、なぜあんなに魅力的なのかというと、たぶん彼らがいつも無私であり、そして捨て身で挑戦し続けるからなんでしょう。メンターに励まされて、「それでも駄目なら一緒に乞食をしようや」とまで言われて奮い立たない人なんていないでしょ。出光佐三氏は、ほんとうにかけがえのない人に出会ったことが、彼の人生最大の幸運だったんだろうと思います。

それにしても。
百田尚樹さん、小説家としてもうちょっとがんばって欲しい。
魅力的なキャラクターは、輝く部分を引き立たせるためには影の部分が必ず必要になる。その落差がキャラクターに深みを持たせ、感情移入させるコツなんだ。国岡鐡造の書き込みが足りていなくて、実は僕が敬愛する小倉昌男氏著の"小倉昌男 経営学"とあまり変わらないなあと。小倉さんはプロの経営者が自ら筆を執っていて、でも"海賊とよばれた男"と同水準のヒキの力がある気がします。"海賊とよばれた男"は……とても魅力的なんだけど、まだ高級ジュブナイル小説レベルかなあと。もっとがんばってください、期待してます。


為替相場と言えば、今日も引き続き円安ドル高傾向で、1$=¥103にタッチしようとしています。ひょっとしたら明日未明¥103を超えてしまうのかもしれません。

長く相場をやっている人によると、今回の円安は10年に一度の強力なトレンドなんだそうです。為替相場の基本はトレンドに逆らっちゃいけないということ。特に国策トレンドに逆らったら、あっけなく殺されてしまう。なんと言っても、谷垣前自民党総裁が財務大臣だった頃、彼は日銀砲をぶっ放して、アメリカのヘッジファンド2000社を倒産させ、自殺者・行方不明者が多数出したというエピソードがあるほど。日銀が刀を抜いたとき、死にたくなければ、絶対に逆らっちゃならないのだ。

にもかかわらず、某ブログで逆神を見つけました。
¥100でショートしたユーロを抱えて、含み損を200万円以上も出していた人。
なんというか、結果論に過ぎませんけど、30円近く担ぎ上げられて、損切りもできずに精神的におかしくなっている様子を眺めていると、恐ろしいなあ、なぜ、さっさと損切りせぬのだと思います。

しかも彼のブログにはアベノミクスについてほとんど言及されていなくて、日銀が空前の金融緩和を行えば円安になるのは自明の理なのに、円高になることを祈るばかりで損失を拡大させていました。まさに逆神!

彼のブログコメントには、キツイ口調ながら「さっさと損切れ!!」と書き込んでくれる人が何人もいましたが、彼はそれができませんでした。最後には「人の話を聞けないから、おまえは失敗するのだ」と言われるほど。まあ100万損切るとか、超勇気が必要ですが。

僕は安倍首相を信じて、そして黒田日銀総裁を信じて、円安トレンドについて行ってます。2月の「謎の高官発言」と「イタリア選挙騒動」で計60万円損切り、4月上旬の黒田砲直前の強烈な下げの時は、含み損-¥150万まで行きましたけど。損失は200万円近くまで行きましたね。今考えると、75円台から始まってお気楽だったのは90円に突入するまで。2013年2月後半は荒れ模様。3月はダラダラ下げ。4月は黒田砲直前まで強引な下げ。そしてキプロスショックがあったりしましたっけ。今となっては良い思い出たちです。

僕自身は黒田砲のあと原資を完全に回復し、安全運用で資産を15%ほど増やすことができました。下手くそなのは相変わらずです。でも逆神にだけはなりたくないですね。

半年後、orzになっていませんように。

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