October in LONDON (5日目 Part-2)

さてと。ここからは日本へ帰国してからの報告です。

2007年10月17日 7:42 Waterloo駅発のユーロスターに搭乗するため、その日の朝は特に気合いを入れて早起きしました。鉄道といえども国際列車ですから、イギリスからの出国手続き、EUへの入国手続きがあるわけで、出発1時間前の6:30頃にはWaterloo駅へ到着したいと考えていました。がんばって5:15に起床してシャワーを浴び、身支度をしてから、ブレックファーストも抜きでホテルを出発しました。

通りへ出ると雨。今旅行初の本格的な雨降りでした。
早朝のアールズコート駅も、こぬか雨の中にけぶっています。



イギリスでは多少の雨では……いや、けっこうな雨でも傘を差さない男性が多いことに驚きました。別に貧しいからというわけではなくて、スーツを着た男性が雨の中をズンズン歩いているんですよね。

ラッシュ時になるとギュウギュウ詰めの地下鉄も、この時間はスカスカに空いています。ロンドンの地下鉄はあまり危険な感じはしませんでした。



Earl's Court駅を出てDistrict Lineで東に向かい、Westminster駅でJubilee Lineに乗り換えて地下鉄Waterloo駅へ到着します。エスカレーターにユーロスター乗り場への案内がででいるので、それにしたがって地上に向かいました。



で、これがWaterloo駅のeurostar乗り場。
国際列車ですから、まるで空港のような雰囲気があります。



あらかじめ日本で座席の予約をしていたので、マシンチェックインをしようとしたらエラーではねられた。3回トライしてみて埒があかなかったので、窓口に予約表を持って行って発券を依頼しました。窓口の黒人女性は難しい顔をしたあと、マネージャー役の男性を呼び、2人で難しそうな顔をしている。男性は「トライしてみるが、発券はとても難しい」と言って予約表をもって事務所に姿を消し、しばらくして戻ってくると「気の毒だが、ここでは発券できない」と言ったのだ。
なんとかしてくれとごねてみるものの、無理。経緯を簡単に説明するとユーロスターのホームページはなぜか日本発行のVISAカードを受け付けない。仕方ないのでSNCF(フランス国鉄)経由で予約を入れていたんだ。自分的にはJR東海の新幹線をJR東日本の窓口で予約した程度のつもりでしたが、これが発券不可。頭を抱えましたね。
スタッフに根掘り葉掘り聞くと、また事務所に戻って「帰りの分はブリュッセルで発券できる」と言う。じゃあ仕方ないよね、ここまで来て引き下がれるかっていうわけで、正規料金でロンドン→ブリュッセル間のチケットを買ったんですよ。日本円で¥30,000位。ちょっと痛かった(苦笑)

チェックインゲートを通って、EUへの入国審査を受けます。入国スタンプには汽車のマークがついていて、列車経由で入国したことがわかるようになっていました。
「ちぇー、すげー損した」ってブツブツ言いながら、そして果たしてブリュッセルでチケットが発券されるのか?帰りも¥30,000取られるんじゃないかっていう不安を抱えて、ユーロスターが停車しているホームへ上がっていったのです。長い長い編成の列車が停車しています。



気を取り直して、先頭車両まで行ってみました。
TGVでもそうでしたが、ユーロスターも先頭車両が動力車です。
背景にロンドン・アイが写り込んでますね。



予定通り雨のロンドンを出発しました。
イギリス国内はずーっと雨で、ユーロトンネルを抜けてフランス国内に入ってもなお、空には雲が立ちこめていました。その雲の切れ間に撮ったフランスの送電鉄塔の写真。昨年パリを訪れた時、シャルル・ドゴール空港から市内に向かうバスの中から目にして以来、妙にキュートなその姿が気に入ってました。もっとかわいい形のものもあるんですけど。



列車はほぼ定刻通り、10:58にブリュッセル南駅に到着。
同じ日にフランスでは鉄道ストが行われていたそうですが、さすがに国際列車にまでは影響は出ていませんでした。



さて、ブリュッセルに到着して最初に行うべきは、帰りのチケットの確保です。
コンコースを歩いていると、eurostar、タリス、INTの予約発券カウンターが見つかったのでその列に並んでみました。少し余裕が出てきて列に並んでいるお客たちを眺めていると、んーいい男が多い(笑)。2人前の男性なんてモデル並みじゃん、って眼福眼福しているうちに僕の番がまわってきた。
予約証を見せて「ロンドンのユーロスタースタッフが、ブリュッセルで発券してもらえると言った」と言ってみる。カウンターのおばさん、またまた難しい顔をしてる。そしてまた裏手の事務所へ行ってしまった。なんだよ、またトラブルかよ……とイヤな予感。おばさんは戻ってくると一言「ここではチケットを発券できない」「ええっ!?なんで???」僕は頭を抱える。すると彼女は小さな紙片を出して、ここのオフィスへ行って発券してもらえと言う。読んでみるとSNCFのブリュッセルオフィスのアドレスだった。礼を言ってカウンターを離れるものの、ちょっと悩んでしまった。なにこれ……フランス語?それともオランダ語?わけわかんね……。

とにかく荷物はロンドンに置きっぱなし。
ブリュッセルから力ずくで日本に帰るわけにはまいりませぬ。
なんとしても今日、ロンドンに帰り着かねばならないのです。。。。

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