で、ひさびさにBL書評。
僕は「グズが嫌いだ」とはじめに言っておこう。
石橋をたたいて渡らないというタイプの人はそれでよい。
それも一つの判断だから。
だが、一番たちが悪いと思うのは「自分から仕掛けておいて、相手をその気にさせておいてグズグズするヤツ」と、僕は一方的に思ってたりします。
一度決めて動き出したらサクサク前へ進めよ、ってのがポリシーです。
と主人公に文句の一つも言いたくなるのが
富士山ひょうた『瞳の追うのは(2)』
ディア・グリーンシリーズ第2巻。
ただの友達だったはずの縁と音海。しかし縁は、少しずつ自分の気持ちを自覚し始める。
という、要するにそれだけの第2巻。うーむ。
先にゲイを自覚した音海が縁を挑発。そのうち自分の気持ちに気づいて走り出した縁に対して、音海の方はグズグズ。そういうのは口べただとか、不器用な性格で片付けられる問題なんだろうか?と僕的には激しく疑問だな。彼は単なるへたれじゃないのか?と感じてしまうんですが。。。。ましてや自分の片想いしている 他のゲイを呼び出して酒の相手をさせるって言うのはどういうことよ????
自分で仕掛けた以上は責任とるべきじゃないんですか?と言いたいところですが、音海さんはネコらしいから……ネコってそんなもんなんでしょうか?
1.絵柄
相変わらず安定してます。
2.ストーリー
ノンケ同士の二人が恋に墜ちる。それもかなりのスローペースで(苦笑)。
それ以上でも、それ以下でもなし。
3.エロ度
あー、今回初Hでしたねぇ。
4.まとめ
富士山ひょうた作品は良いと思うんだが、これだけ感想も書けないということは大した印象もなかったという意味で淡泊すぎ。BLとしても、普通の男女の恋愛ものとしても生ぬるすぎじゃありませんか?ということで、作家のファン以外はおすすめできません。
絵柄 :★★★★☆
ストーリー:☆☆☆☆☆
エロ度 :★★☆☆☆
(あくまで個人的主観に基づく★の数です)
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